2010年04月20日

始めて119へダイヤルした

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早朝の磐梯山サービスエリアにて
※レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR」使用


今日は会社で消防訓練がありました。
消防署の方々が、構内の視察に来られたついでに行われたものなので、簡易的なものです。

一つは消火器の使い方、もうひとつは「119」への通報の仕方です。

消火器の使い方は、本物の粉末消火剤の入ったものではなく、水が入ったものを使いました。
勿論、使い方は全く同じ。
安全ピンを抜く→ホースを火元へ向ける→レバーを握る。

一般的な大きさである10型の粉末消火器でも、3〜5kgぐらいはあります。
一度レバーを握ると、15秒ぐらい消火剤が噴出します。
実際の火災で慌てていると、この重さと噴出の勢いが更に混乱を招き、私はきちんと消火が出来なさそうです。

消防署の人が言うには、座布団一枚程度の火の大きさならば消火器が有効ですが、それ以上ならば避難などの方に力を入れるべきだとの事。

火災の現場に何度か遭遇したことがありますが、あの独特の臭いは平常心を失わせます。
無理して火傷や呼吸困難で倒れるよりも、避難の後に通報し、消防署のプロに任せる方がよいのかも。

消火器の使い方が終わった後、私ともう一人は、119への通報の訓練を受けました。
訓練と言いましても、本当に会社の電話から119へダイヤルして行います。

勿論、今回来られた消防署の方が、119へ訓練だと伝えてあります。
けれど、本当の通報との混乱を避けるため、119へダイヤルして繋がったら、「訓練です、訓練です」と二回言うことになっています。

そうすると電話に出た相手が、救急と消防のどちらか聞いてきます。
その後、住所、電話番号、会社名、火災の状況、怪我人の有無等を聞いてくるので、答えていきます。

訓練とはいえ、やはり本当に119へダイヤルをして、相手と会話をするのは緊張しますね。
消防署の方々は、冷静にやっていましたよと褒めてくれましたが、これが実際の火災の最中に通報となると、ちゃんと話せないかも。

消防署の人が言ってましたが、なるべく携帯電話よりも、固定電話、公衆電話から119へ掛けた方が良いそうです。
消防署の方で、その掛けてきた相手の電話番号等から位置を特定し、確実に消防車を現地へ向かわせることができるからです。

けれど最近の携帯電話はGPS機能が付いており、119へ通報すると、どうやらGPS機能によって、携帯電話の発信者の位置情報も送られるようですよ。
だから、イタズラはやめた方がいいです。

普段の冷静な状況でならば対処できるけれど、実際の火災で、ちゃんと出来るのか自分自身に対して疑問を持った消火訓練でした。
けれど、今回のように日頃からの訓練をしておくからこそ、有事の際にちゃん対処ができるとも言えます。

皆さんの職場でも消防訓練があると思います。
仕事が忙しいからと欠席せず、ちゃんと消防署のプロの方達の指導を直接受けることは、後々になって役に立つと思いますよ。


ps.
はじめて「119」をダイヤルしたと書きましたが、正確には、会社の電話設備から外線発信をした為、頭に「0」を付けてダイヤルをしました。
本当の火災の際、慌てて「0発信」を忘れてしまいそう。

消防署の人達が乗ってきた軽自動車は古い年式のアルトでした。
もちろん、車体は赤色です。

Posted by kanzaki at 2010年04月20日 22:42