前回、「三春滝桜」を見に行った事を書きました。
●神崎のナナメ読み: 「三春滝桜」を見に行きました(福島)
http://kanzaki.sub.jp/archives/002067.html
朝の7時から花見というのも凄いことですが、そんな時間帯から既に、団子屋や土産物屋などが開店しているのも驚きでした。
しかも、それらを買い求めるお客で、大変賑わっていましたよ。
串に刺した団子を上記の写真のように温めていました。
人間の腹というのは不思議なもので、時間帯なんて関係なしに、美味いものを見ればお腹が鳴るものです。
小銭を払って一串を受け取るや、ペロリと平らげてしまいました。
イベントそのものより、その時に食べた事の方が、何故か記憶として定着していることがあります。
食事の記憶が定着するのは、視覚・嗅覚・味覚などをフルに活用して食べているからなのでしょうかね。
勉強というのは、本の文字を目で追うだけより、鉛筆を握ってノートに書いたり、口に出して読んでみる方が記憶として定着しやすいのと同じ理屈なのかも。
カメラを持って出かけることが多くなりました。
歩きながら一日に1,000枚撮影するのは当たり前になっています。
写真として、その時の状況をとらえておくのは大切な事です。
けれど、ファインダー越しに景色を見ているだけでは、その時の事を文章には書けません。
その時に一緒に出かけた人との会話や、旅先で出会った人達との交流。
咲いている花の美しさを自分の目と愛でたり、顔を近づけて香りを感じとる。
観光客相手の店だけではなく、そこに住む人達のお話しを聞いて、その人達の行きつけの店を探し、実際に食べてみる。
綺麗な景色に見とれて、足元の段差に気づかずに転ぶのも良い思い出。
どんなに高性能なカメラより、五感をフルに活用して体感できる人間そのものの方が、多くの情報を吸収・記憶できるのです。
取材の際は、意外に忘れがちなそんな事に気をつけたいと思っています。
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