本日は、披露宴の撮影依頼を受けて、遠くの地へ出かけました。
披露宴は、新郎新婦の親族同士だけが集まり行われました。
衣装替えやゴンドラ、ケーキカット等のイベントはありません。
けれど本日の天気のように、とても優しい気持ちになれる披露宴でした。
やはり人なんだろうね。
大規模な披露宴は、司会者が仕切って「イベント」として演出されます。
けれど今回の披露宴は、そういったイベントや会場側が何かをする訳じゃない。
新郎新婦、親族の方々が、「自分の考え」で2時間という時間を過ごす。
「自分の考え」だからこそ、自分の言葉で相手と接する。
本音で気さくに語り合えば、はじめて会う人とだって打ち解けるものです。
私はカメラマンとして参加したのに、ちゃんと席を用意していただきました。
友人としての参加じゃないのに、皆さんと楽しく過ごさせていただきました。
また、子供達と走りまわって遊んでばかりいて、本来の撮影の仕事をしていなかったような・・・。
子供達の元気なパワーをもらったように思います。
人と人との触れ合いを親密にさせるのに、演出はいらないのかもしれない。
そんな事を思った、良い一日でした。
お二人が末永く幸せであるように。
※※※※※
撮影秘話等。
披露宴と言いますか、大勢の人を相手に撮影するのは、私の経験にはあまり無かった事でした。
最初に集合写真を撮影したのですが、皆さんに指示するのは非常に緊張しました。
なにせ、記念すべき日の最も大切な写真撮影の瞬間ですからね。
幸い、皆さん方がキビキビ動いてくださったので、撮影はスムーズに行きました。
集合写真をいきなり撮影することになったので、三脚を設置する時間が無く、一脚を使用しました。
一脚のお陰でブレずに撮影できて本当に良かったです。
ピンぼけもしていませんでした。
三脚と違って、一脚は傾いたりしますが、多少の傾きはフォトショップで修正できたので問題ありません。
室内で光量が少ないせいもありますし、集合写真を撮影出来るほどの広角レンズはズームレンズしか持ち合わせが無かったせいもあり、ノイズが少しありました。
そこはなんとか、フォトショップでいじって修正しました。
色味は明るさを抑え、格調高い感じにしてみました。
ディスプレイ上だけでは心配なので、プリントアウトをしてみて、何度も微調整をしました。
たった一枚の集合写真ですが、編集加工に3時間ぐらいかかってしまいました。
披露宴の最中の写真ですが、緊張していたせいもあったし、室内という空間、相手が動く人という事もあり、ブレまくりの写真が沢山ありました。
ブレずに撮影出来ても、相手が目をつぶっている瞬間だったり、なかなか上手くいかないものですね(連射することで、なんとか回避)。
今回は、設定にこだわって撮影を失敗する訳にはいかなかったので、殆どがPモードやオートを用いました。
カメラ自身に設定を委ねた形です。
その考えは正解だったかもしれません。
いつもと違うシチュエーションだと、冷静な判断ができませんからね。
今回、私一人だけではなく、親友と二人で撮影を行いました。
一人で撮影するより、沢山撮影できます。
また、同じ場面を同時に撮影して、片方が撮影に失敗しても、もう一人が撮影できていれば大丈夫という安心感がありました。
これから写真選定や編集加工を行い、喜んでもらえるような形にしたいと思います。
Posted by kanzaki at 2010年06月12日 23:46日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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