2010年06月23日

試練や壁はそれを乗り越えられる人に訪れる

ラジオを聴いていたら、リスナー達から募集した「元気をくれた言葉たち」というテーマのお便りを読んでいました。

その中の一つに、親から「試練や壁はそれを乗り越えられる人に訪れる」という言葉を教えてもらった人がいました。
この言葉、「神は乗り越えられる試練しか与えない」とも言いますよね。

避けたくても避けられない事態というものは、誰にでも起こるのですが、そんな時は「どうして俺だけが」と嫌になるものです。

そんな事は大昔から、数えきれない人達が経験しているからこそ、「試練や壁はそれを乗り越えられる人に訪れる」という言葉が生まれてくる訳でして。

言葉というのは凄いね。
自分の置かれている状況は何ら変わっている訳ではないのに、その人に前向きな気持ちを与えてくれるのですから。
そういう前向きな気持が沸き上がれば、解決への道は開かれたようなものです。

某特撮番組の中で、主人公が尊敬するおやっさんに教えてもらった言葉に、こんなのがあります。

「男の仕事の80%は決断。残りはおまけみたいなもんだ」

やってやる。乗り越えてやる。
腹が座って、気持ちにブレが生じなくなれば、答えは自分の目の前に見えてくるのでしょう。

自分自身の過去を振り返ってみると、確かにそうだと思えます。
まあ私の場合、「まあ、なんとかなる。今までも何とかなってきたんだから」という脱力系な感じで、あまりカッコよくはありませんがね。
けれども肩の力が抜けて、踏みとどまっていた歩みが、再び前へ進みだす原動力になっていたのは間違いありません。
これも一つの決断です。

自分の心が前向きになれる言葉を持っている人というのは、やっぱり強いですよね。

※※※


来月末に行われる写真展ですが、タイトルを決めました。

「私の生きる世界、あなたの歩む時間」

これまたラジオを聴いていた時なのですが、シンガーソングライダーのJUJU(ジュジュ)さんの歌が流れてきました。
「やさしさで溢れるように」という曲です。

「わたしの生きる世界が 光で満たされるように
あなたの生きる時間を わたしが輝かせるから
離れていても そばにいるよ」

という歌詞でした。

うる覚えで頭の中で繰り返し考えていたら、「私の生きる世界、あなたの歩む時間」という言葉に変わっていました。
「生きる世界」が物理的な横の広さを表し、「歩む時間」が同じ場所で時間という縦の長さを表現。
世界は自分だけで成立している訳じゃなく、色んな人が別々の方向を向いて切磋琢磨しているからこそ進歩、広がりがある。
距離と時間、自分と他人。
これらによって、自分が生きているこの世界の大きさを表現しています。

このタイトルがそのままテーマとなっており、それに相応しい写真を展示したいと思います。

Posted by kanzaki at 2010年06月23日 23:19