●asahi.com:さよなら古町の大和-マイタウン新潟
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県内最後の大和が、シャッターを閉じた。25日、大和新潟店は営業最終日を迎え、店内は大勢の買い物客でにぎわった。1943年に開店し、66年余の歴史を紡いできた店内で、それぞれの大和を思い起こした。
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昨日6月25日(金)午後7時、新潟市の中心部にあります老舗デパート「大和新潟店」が閉店しました。
66年もの間、新潟市の街の移り変わりを見てきたこのデパート。
残念ながら人々の生活の変化により、このデパートから客の足が遠のいてしまったのは事実です。
けれど最後の最後まで、地下の食料品売り場は、年配の人達に好まれていましたよ。
最後の営業を終えてシャッターが降りていきます。
建物内では、シャッターが降りきるまで、従業員の皆さんが頭を下げ続けました。
このお別れの瞬間を見ようと、多くの人達が集まりました。
シャッターが降りる瞬間は、みんなカメラや携帯電話で撮影をしていました。
新潟市の一等地に建つこの建物ですが、7月に店内を改装。
8月からは1階を新潟商工会議所が大和(本社・金沢市)から借ります。
そこを来年3月までは公共スペースとして利用するそうです。
しかし、その後は未定だとか。
近所に住んでいる私としましては、この周辺からますますお客が遠のいてしまうのではないかと心配です。
やはりデパートは、街のシンボルですから。
斜め向かいにある三越はまだあるものの、すぐ近くの新潟駅周辺にある伊勢丹というデパートと企業合併したばかり。
近くに同じ会社が経営するデパートが二つあっても、経営側からすれば無駄と思うかもしれません。
伊勢丹の方は、高級志向で人も多く集まっています。
もし三越まで無くなったら、本当にどうなってしまうのだろう・・・。
一方で私は、新潟市が東京みたいな都会化を無理に推し進める必要は無いのではないかとも思うのです。
どの道、やろうと思っても無理です。
物真似をしていても仕方がありません。
人々の生活は、一部の大金持ちを除いて、身の丈に合った生活を目指し始めました。
無理をして生活をしていても、心は潤いません。
他県と比べる街づくりじゃなくて、地元住民の為の街づくりの方がいいんじゃないかと思うのです。
昔ながらの商店街の雰囲気と笑顔で溢れた街づくりに、私は期待をしています。
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古町通り側のショーウィンドウ前で、最後の挨拶をしました。
経営陣が感謝の気持ちを込めて頭をさげると、拍手が巻き起こりました。
シャッターの降りる瞬間、一斉に撮影タイム!!!
生地の白い部分には、このデパートを愛し続けた人達がマジックペンで感謝の言葉を書いてました。
大和の名前の灯りは、この日で消えてしまうのです。
デパートのショーウィンドウで踊り続けた「ダンシング・ラビッツ」。
人気があったので、このまま踊り続けて欲しいものです。
私のお気に入りの写真。
閉店セールの垂れ幕を取り外す為の作業風景。
作業員は、この垂れ幕を見上げ、何を思ったのでしょうかね。
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