2010年09月20日

富士フイルムが、クラシカルなデザインのデジタルカメラ「FinePix X100」を発表

●富士フイルム、APS-Cセンサー搭載の「FinePix X100」を海外で開発発表 - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100920_395259.html

富士フイルムは20日、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したデジタルカメラ「FinePix X100」の開発発表を海外で行なった。発売は2011年初頭を予定。ドイツで21日に開幕するイベント「フォトキナ2010」にあわせての発表。
APS-Cサイズの撮像素子と焦点距離23mm(35mm判換算35mm相当)F2のレンズを採用するレンズ固定式のデジタルカメラ。最大の特徴は、「Hybrid Viewfinder」と呼ぶファインダーを備えていること。
発表資料によるとHybrid Viewfinderは、逆ガリレオ式の光学ファインダーを基本としながら、ブライトフレームの代わりに144万ドットの液晶パネルを配したもの。その液晶パネルからの映像をプリズムを介してファインダー内に取り込み、接眼レンズに導く仕組み。

finepix100.jpg

●Fujifilm announces development of Digital Camera FinePix X100. | Fujifilm Global
http://www.fujifilm.com/news/n100920.html

●Viddler.com - Fujifilm X100 - Uploaded by engadget(プロモーションビデオ)
http://www.viddler.com/explore/engadget/videos/1854/


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一時、富士フイルムは、パナソニックやオリンパスが発売しているマイクロフォーサーズ規格でカメラを発売するんじゃないかと噂がありましたが、とりあえずこれで無しという事でしょうか?

今回のカメラはレンズが交換式ではない固定式の単焦点レンズ(ズームが出来ないレンズの事)ですし、センサーの大きさから言って、ライカXが最も近い存在かなと思いました。

●カメラAG - フォトグラフィー - x1
http://jp.leica-camera.com/photography/compact_cameras/x1/

ライカXは約21万円。
対して今回の富士通のカメラは約12万円程度で発売の予想。
クラシカルなデザインのカメラ好きで、尚且つ、そういう趣味的なものにお金を出せる人にはうってつけかもしれません。

サブ的、趣味的なカメラに10万円以上出す人となりますと、やはりデジタル一眼レフカメラの上位機種を使用して、尚且つ20万円以上するレンズにも惜しげもなく投資するような人でしょうね。

富士フイルムのコンパクトデジカメ(コンデジ)はモデル末期になると、他社よりも物凄い投げ売り価格で買えます。
富士フイルムのブランドというものが、コンデジではあまり通用しないのでしょうか?

でも、写真をプリントするとなると、必ずお世話になる会社。
ここは一発、ブランド価値の向上、発売されたカメラがあまり値下がりしないようにするには、今回のようなカメラはうってつけでしょうね。

女の子も、こういうクラシカルなデザインは好きなんじゃないでしょうか。
明るいレンズを使用して、画角も35mmという標準よりちょっと広角(ワイド)寄りなので、撮影はしやすいかと思います。
周辺をぼかした撮影も容易だと思いますし、最短撮影距離が10cmなので、被写体に寄っての撮影も楽。
連写が5コマ/秒というなかなかの速さなので、SD/SDHC/SDXCメモリーカードへの書き込みもそれなりに速いのかな?
てくてくと散歩しながらの撮影には全く問題ないかと。
後は、どれぐらいフォーカススピードが早いかですが、多分、このカメラでスポーツとか動きの速いものを撮影する姿はあまり想像できないので、それほど問題ではないのかも。

発売はもう少し先ですが、非常に楽しみなカメラです。

Posted by kanzaki at 2010年09月20日 22:23