2011年02月20日

ICレコーダー(ボイスレコーダー)を買いました〜三洋電機Xacti SOUND RECORDER ICR-PS401RM(W) [ホワイト]のレビュー【1】

そういや最近、デジタルガシェット関連の購入レビューをしていませんでしたね。
最近、「ICレコーダー」を買い換えました。
「ボイスレコーダー」と言った方が分かりやすいでしょうかね。
買ったのは、サンヨー製のICレコーダー「Xacti SOUND RECORDER ICR-PS401RM(W) [ホワイト]」です。

●ICR-PS401RM:トップ | ICレコーダー | 三洋電機
http://jp.sanyo.com/icr/lineup/ps401rm/index.html

icreco01.jpg

これは現在、価格.COMのICレコーダーの部門で、売れ筋ランキング一位、注目ランキング一位の人気商品です。

●価格.com - ICレコーダー | 製品情報、価格比較、通販
http://kakaku.com/kaden/ic-recorder/

●価格.com - 三洋電機 Xacti SOUND RECORDER ICR-PS401RM(W) [ホワイト] 価格比較
http://kakaku.com/item/K0000168157/

7,000円程度の低価格なのに、非常に高機能です。
私もネット経由で、最安値で購入しました。
ちょっと詳しい人ならば、この価格帯で「リニアPCM(WAV)録音対応」と言えば驚くことでしょう。
(リニアPCM録音とは、音声データを圧縮せずに記録する事。非常に高音質です)
普通の人は、このICリコーダーで何ら不満はありません。
迷ったら、これを買ってください。
後悔はさせません。
ちなみにICレコーダーと言いますと、メーカーで言えばオリンパスが有名です(私も今まで、オリンパスの3万円ぐらいするものを使っていました)
(詳細は次回以降にて)


これは、「音」「声」を記録する機械です。
昔ならば、カセットテープに録音したものですが、今はデジタルデータとして記録するので、パソコンやiPod、iPhone等で再生が出来ます。
パソコンでならば、編集・加工も出来ます。

ほら、よく総理大臣の周りに新聞記者達が集まり、取材をしている光景をテレビで見ますよね?
その時、みんな一斉に総理大臣の方へマイクだけではなく、スティック型の機械を向けているかと思います。
あれがICレコーダーです。
第一回目は、ICレコーダー全般についてお話ししましょう。


●何故、ICレコーダーを使うのか?

「取材」という言葉の付いた事をする人達ならば、ICレコーダーを殆どの人が持っているんじゃないでしょうか?
否、持っているべきだと思います。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等が普及した今、音だけを記録するのにどんなメリットがあるのかと言われるかもしれません。

取材で一番重要なのは、取材先で色んな人から沢山の話しを聞き出すことです。
取材と書くと、報道関係だけだと思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
事実を音で記録するシーンは、会社員の会議や商談、学生の授業の聞き取り等、いくらでもあります。
私が会社でよく使うシチュエーションは、他社との交渉をする際の記録だったり、会議や総会の議事録を書くための資料として使っています。

学校の授業や講演ならばともかく、自分から相手に何かを聞き出すような取材の場合、いちいちノートにメモをしていては、相手のトークのリズムを崩します。
トークというのは、相手の目と自分の目が合わないと進まないからです。
だから、筆記用具でメモしている時間があったら、どんどん相手とコミュニケーションをとって話しを聞き出した方がいい。
その為にも、記録はICレコーダーに任せます。

手に握ったり、胸ポケットからICレコーダーのマイクが覗くように入れておいたり、自分の近くに置いておいたりして録音します。
最近のICレコーダーは優れているので、ちょっと声が小さかったり、周りが騒がしかったり、対象となる人が遠くにいても、意外と肝心な部分を録音出来るんですよ。

デジタルカメラやデジタルビデオカメラは、レンズを話す相手へ向けます。
また、音だけの記録でも、本格的なものはマイクを相手へ向けます。
普通の人は、そんなものを向けられると緊張しますよ。
緊張したら、良い話しを引き出せません。
その為にも、仰々しいものを相手に向けなくても、取材内容を録音できるICレコーダーというのは、とても便利な記録用の道具なのです。
私にとって、ICレコーダーの最も優れている部分というのは、相手に機械の存在を意識させない事だと思っています。

勿論、「音」だけを記録するので、全てを任せられる訳ではありませんよ。
固有名詞や難しい単語等は筆記用具でメモしたり、光景をデジカメで記録します。
意固地に一つの機材・道具にこだわらず、せっかく色んな道具があるのですから、上手く使い分けをすれば良いのです。
とりあえず、ICレコーダーを使ってみましょう。

ちなみに私は、講演会等の席でノートとボールペンで必死になって書いている場合があります。
それは、相手から何かを自分のトークで引き出す必要が無いので、ICレコーダーが無くても文章を書けるように、脳内にインプットしている為です。



●最近のICレコーダーの優れているところ

まず最初に挙げられるメリットは、「長時間録音」です。
一般的なデジタルカメラやデジタルビデオカメラに比べて、本体で記録出来る録音時間がとても長いです。
ICレコーダーの容量は大抵、1G以上〜4G程度あります。
音質にもよりますが、音質を落とせば、私が今回購入したICレコーダーは4Gの容量ですので、 最大録音時間は273時間です(音質がMP3・32kbps)。
最高音質ですと5時間です(音質がPCM48kHz・16bit)。

私は、今回購入したICレコーダーにて、MP3という圧縮音源の192kbpsという中レベルの音質で録音していますが、4Gの容量で約45時間録音できます。
取材先で延々と録音していても、これだけ長時間録音できれば、容量不足になることはありません。
学生さんならば、学校の授業を丸一日録音しても余裕です。
帰宅したらパソコンへ取り込んでしまえば、次の日もガンガン使えます。

容量に関しては本体内蔵メモリーに録音するだけでも十分ですが、最近のICレコーダーは、microSDカードを刺すことができるので、そちらへも録音ファイルを記録することが出来ます。
これで、ほぼ無制限に記録できると言っても良いでしょう。
しかし、microSDカードを刺していると、ICレコーダーの電源を入れて起動させる際、microSDカードのデータチェックを行なったりするので、結果として起動時間が遅くなり、とっさの時に録音するタイミングを逃しやすいです。
もし、あなたがICレコーダーを購入するならば、2G〜4G程度の内蔵メモリを搭載しているものを買った方が良いと思います。
microSDカードは不要です。
ほとんどの場合、それで十分持ちます。

大抵のICレコーダーは「単四乾電池」を一本か二本で動かします。
専用バッテリーを使用しないので、維持費がかかりません。
どんなに良い機材でも、バッテリーが切れたら使えません。
その点、乾電池はコンビニや100円ショップ等、全国どこでも大抵入手可能です。
いくら、内蔵メモリーで長時間録音できると言っても、電池の容量が持ちません。
その際、すぐに交換できる乾電池は便利です。
まあ、私が購入したICレコーダーですと、最高音質で録音した場合、最低でも10時間(最低音質だと24時間)は余裕で持ちますから、全く問題ないのですけれどね。

「乾電池は、電池切れをしたら捨てなければいけないからエコじゃない」と言うかもしれません。
しかし最近は、サンヨー製「エネループ」等、充電して繰り返し使える乾電池が普及しています。

●eneloop(エネループ) | 三洋電機
http://jp.sanyo.com/eneloop/

エネループならば1本で1500回の充電が出来ますから、一度買ったら買い替えるまで、相当先の話しになります。
私が今回購入したICレコーダーは単四乾電池一本で駆動します。
また、同じ三洋電機製なので、エネループに標準で対応しています。
このICレコーダーは、パソコンと接続するUSBコネクタを内蔵しており、パソコンと接続していると、エネループを使用している場合、充電までしてくれるんですよ。
だから、電池の取り替えという概念が薄くて便利です。
他社のICレコーダーでも、大抵は乾電池という手軽な電源で動かせるので、敷居が低くて良いです。

ICレコーダーって、録音だけじゃなく、再生も便利なんですよ。
例えば、再生スピードを早くしたり遅くしたりできます。
また、一定の区間をリピート再生も容易です。
ですので、音声から文章に書き起こすのにも便利ですし、英語のヒアリング等にも使えます。
カセットテープと違ってデジタルだから、こういう事が簡単に出来ます。

また、音楽ファイル(MP3ファイル)をパソコン経由でICレコーダーに入れますと、音楽プレーヤーとしても使えます。
私はiPhoneを所有していますが、iPhoneで音楽再生することはありません。
理由は、「バッテリーの消耗を抑えたい」から。
音楽再生は割と電池を食わない方ではありますが、こういった事に使用したせいで、肝心な時に電池切れを起こし、電話機能やネット接続機能を使えないと困るからです。
それでなくても、iPhoneは電池を大量に食い、毎日充電しますからね。
それで音楽再生は、ICレコーダーで行っています。

iPhoneの音楽再生で不満があるのは、パソコン上で専用の音楽管理ソフトを使わなければいけないことです。
「iTunes」というソフトです。
私は未だに、このソフトの使い勝手の悪さに辟易しています(他の人は問題ないのかもしれませんが)。
単純に外出先で音楽を聴きたいだけなので、こだわりのある管理は不要です。
だから、ICレコーダーにドラッグ&ドロップで、好きな音楽を適当に放りこんで持ち出せるICレコーダーの方が好きです。
まあ、ここは好みですけれどね。

また、音楽ファイルだけじゃなく、パソコンで取り扱う様々なファイル等を入れて持ち運ぶ事ができます。
大抵のICレコーダーはUSBメモリとして使うことも出来るんですよ。

(続く)

●次回の記事: ICレコーダー(ボイスレコーダー)を買いました〜三洋電機Xacti SOUND RECORDER ICR-PS401RM(W) [ホワイト]のレビュー【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002289.html

Posted by kanzaki at 2011年02月20日 22:49