2011年04月27日

誕生日祝いにDropbox(ドロップボックス)の容量を50GB(年間99ドル)に増量しました〜オンラインストレージが当たり前に普及していく予感【2】

sakura20110427.JPG
※鳥屋野潟で撮影

この大型連休中、宮城県石巻市へ行ってボランティア活動をしようと思っていました。
少しずつ、その準備もしていました。
つい先ほど20時になってから、「ゴールデンウィーク期間中のボランティア受付は中止します」とアナウンスがありました。
いきなり直前になってですか・・・orz
無理やり行って、現地の方々に迷惑をかけるわけにもいきません。
ここは我慢します。
また別の機会に行こうと思います。

●オンラインストレージ「Dropbox(ドロップボックス)」とは?


前回、オンラインストレージについて説明しました。
様々な会社がサービスを提供しています。
そんな中、一番手軽で人気なのが「Dropbox(ドロップボックス)」です。

・Dropbox公式サイト
http://www.dropbox.com/

・Dropbox - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dropbox

Dropbox(ドロップボックス)は、オンラインストレージとローカルにある複数のコンピュータとの間でデータの共有や同期を可能とするオンラインストレージサービスである。 クローズドベータを経て、2008年9月にサービスが開始され、2011年4月には日本語に正式対応した。

・DropBoxマニア ドロップボックスはここがすごい!
http://www.getdropbox.jp/
(ドロップボックスの入門サイト)

・モノリス
http://www.kaw0ru.net/
(ドロップボックスの最新バージョン情報が早い)


導入までの詳しい解説は「DropBoxマニア」やその他のサイトで紹介されています。
大して面倒な事はありません。
インストールしますと、パソコンの「マイドキュメント」に「Dropbox」というフォルダが出来ます。
オンライン上に保存したいデータをそこへ入れれは良いだけです。
自動的にオンライン上にアップロードしてくれます。
これで、パソコンの中の「Dropbox」というフォルダと、インターネット上のフォルダが同じ内容になります。
その後、どちらかのフォルダにデータを追加したり、削除したりすると、もう一方にも反映されます。

他のオンラインストレージに比べると、非常にシンプルです。
基本的に、大抵の事は自動的にやってくれます。
機能が限定されているからこそ、かえって使いやすいとも言えます。

ちょっと余談ですが、いつの時代も、天才が作るものはシンプルです。
あれもこれもと入れていません。
シンプルだからこそユーザーは、いろんな使い方を工夫します。
二番煎じで生まれたものは、ユーザーの要望を多く取り入れて、どちらつかずになって自滅します。

無料で、オンライン上に2ギガの容量のディスクスペースを使用できます。
とても便利なので、あれこれとデータを放りこんでいると、あっという間に2ギガでは足りなくなります。
私はこの前、誕生日だったこともあり、容量を50ギガにまで増やしました。
年間99ドルです。
現在のレートですと、1万円しません。
もっとお金を出せば、100ギガにも出来ます。

細かい解説は他のサイトに任せるとして、以下、私の体験レポートを簡単に書きます。
それを読んだ上で、導入するか考えてみてください。

●複数のパソコンで取り扱えます

現在、2テラバイトの外付けハードディスクが1万円以下になっています。
そんな中、50ギガの容量でも少ないと思われるかもしれません。
しかし、ネット上にデータを置ける事は、大きなアドバンテージです。
複数のパソコンから、ネットを経由してデータを扱えるからです。
全世界、どこからでもそのデータにアクセスできます。
どれか一つのパソコンが壊れても、ネット上にデータがあります。
その他のパソコン内にも、同じデータがあります。
こうする事で、データ消失のリスクを回避できます。

パソコンだけではなく、iPhoneのようなスマートフォンからもアクセスしてデータを取り扱えます。
私は、ネット上に音楽ファイルを置いておき、iPhone等からアクセスして音楽を聴いています。
複数の機器で音楽を聴く際、音楽ファイルの管理が簡単だからです。
自分が撮影した写真の管理も楽です。
音楽ファイル同様一元化できるからです。

パソコンに不具合が出て、リカバリする場合、色んなアプリケーションを再インストールする必要があります。
そういった一連の必要なアプリケーションも、ネット上に置いておき、いつでも環境を再構築できるようにしてあります。


●アップロードや同期は遅いです

パソコンの中のデータと、ネット上のデータを自動的に同期してくれて便利なのがこのサービス。
しかし、ネット上にデータをアップロードする速度がとても遅いです。
私の環境ですと、56k〜130k程度(ADSL、光回線の両方を使用)。
大昔、アナログ回線やISDN回線でインターネットをやっていた時のような遅さです。
3ギガ程度をアップロードしようとすると、一晩じゃ終わりません。
翌日、会社へ行って仕事をしている間に、ようやく終了している感じ。

他の人のブログやレビューを見ると、必要な沢山のデータをアップロードするのに一週間近くかけて行ったりしていますよ。
それぐらい遅いのです。

有料でアップロード出来る容量が増えても、一気に手元のデータをアップするのは現実的ではありません。
少しずつ、少しずつ、日々の使用の中で増やしていくようにした方が懸命だと思います。


●支払いは「ペイパル」がお勧め

ドロップボックスは、海外のサービスです。
その為、容量アップの為に支払う代金は「ドル」です。
ドロップボックスの場合、クレジットカードで支払いも可能です。
しかし、海外との取り引きをする際、言語・通貨・クレジットカード情報がネックとなります。
私の場合、海外の店との取り引きは、ペイパルを使用しています。

・国内外で使えるオンライン決済サービスPayPal(ペイパル) - PayPal
http://www.paypal.jp/jp

・PayPal - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/PayPal

PayPal(ペイパル)は、インターネットを利用した決済サービスを提供するアメリカの企業である。PayPal口座間やクレジットカードでの送金や入金を行う。1998年12月設立。親会社はアメリカの大手オークションサイトeBayである。

海外の取引先に、クレジットカード番号や口座番号を知らせる必要がないのが大きなメリットです。
今後の事も考えてリスク回避の為、ペイパルを利用してみてはいかがでしょうか?


●ネット上に情報を置くことに関して

ネット上に、個人的なデータ・仕事上の重要なデータを置くことに抵抗があるものです。
ドロップボックスを利用している私自身、それは気になっています。
便利だから利用はしているものの、やはりどこかで「もし、情報が流出してしまったら・・・」と考えしまいます。
まあ、ドロップボックスに限った話しではないのですけれどね。
その不安を増長させるような事件が起きました。

・史上最大級の個人情報流出、ソニーにとって大きなつまずきに - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/27/news069.html

ソニーが大規模な情報流出に見舞われた。同社のビデオゲーム用オンラインネットワークから流出したのは、ユーザーの氏名、住所に加え、クレジットカードデータも含む可能性がある7700万人分の情報であり、インターネットセキュリティ史上、過去最大の情報流出の1つになった。

クレジットカード情報まで流出したのは、ダメージが大きいですね。
我々一般ユーザーへの告知も遅かったです。
うーむ、私も対象の一人なので、ショックは隠しきれません。
確か、クレジットカード情報は登録していなかったはずなのですが、アクセスが出来ない状況なので確認のしようがありません。

他にクレジットカード情報を登録しているのは、iPhone等を提供しているアップル社のiTunes store。
不安になったので、クレジットカード情報は削除しました。

方法は、パソコンのiTunesを起動→iTunes storeにサインイン→「アカウント」→「支払い情報の編集」→クレジットカードの部分を「なし」に変更→完了をクリック。

今後の支払いは、コンビニ等で売っているiTunes Cardを購入してチャージする形にしようと思います。

ネットに限らず、データの完璧な保護は難しいものです。
パソコンや外付けハードディスク等を使い、ローカルで管理していても、災害等で物理的に消失する事だってあります。
正直、自分の中でも正解が導きだせていません。

便利さとセキュリティ・・・両方のバランスを模索するには、やはり自分で試してやっていくしか無いと思っています。

Posted by kanzaki at 2011年04月27日 23:10