2011年05月26日

「節電ゲーム #denkimeter」「Evoke」「シムシティ」〜シリアスゲーム、代替現実ゲームで社会問題・現実問題と向きあう

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※In the evening, I looked up at the sky.

【シリアスゲームとは?】

雑誌「PRESIDENT」にて、今年3月11日の東北大震災以降、「シリアスゲーム」が注目されているそうです。

●シリアスゲーム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0

シリアスゲーム(Serious Game)とは、エンターテインメント性のみを目的とせず、教育・医療用途(学習要素、体験、関心度醸成・喚起など)を主目的とするコンピュータゲームのジャンルである。

教育・医療・福祉・学習など社会的課題を解決していくことを主目的とするコンピューターゲーム。
一番ポピュラーなハードウェアは、ニンテンドーDSでしょうか。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」・・・通称・脳トレが流行りましたよねえ。
それ以降、遊びながら学ぶソフトが沢山出ました。
最近はiPhoneで、その類のアプリで遊ぶ人が多いのではないでしょうか。
私は英語がからっきし駄目なので、英単語・英会話アプリで覚えている最中です。


都市経営シミュレーションゲーム「シムシティ」は、自分が市長となって街づくりを行います。
防災・雇用・医療・公害・交通といったライフライン整備をしていきます。
これもシリアスゲームの一つ。
ゲームを通じて、街づくり、震災復興というものを考える人達が増えたそうです。

・SimCity4
http://www.japan.ea.com/simcity4/

【節電ゲーム #denkimeter】〜ゲームで節電を意識しよう


今、「シリアスゲーム」で特に注目されているのが、「節電ゲーム #denkimeter」です。

●#denkimeter公式サイト
http://www.denkimeter.com/

・iPhone、iPod touch、iPad 対応「iDenkiMeter」
http://itunes.apple.com/jp/app/idenkimeter/id428280244#

・節電して戦え! 戦闘力を上げる節電ゲーム「#denkimeter」がアツい : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2011/04/110426denkimeter.html

・日々是遊戯:遊べば遊ぶほど節電になる!? 話題のゲーム「#denkimeter」にあなたも参加しませんか? - ITmedia Gamez
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1103/18/news072.html

自宅の電気メーターの数字を入力すると、前回(一時間前や一日前など)の記録から使用量を自動的に計算。
どれだけ消費電力を減らす努力をしているかを「戦闘力(ポイント)」に変換して、他ユーザーと競いあうものです。

今年の夏は15%の電力節電を目標として、各企業や家庭は対策をこうじています。
私の会社でも、土日の連休をやめて日月の連休にすることで、平日の電気量を抑えようか等と考えていたりしています。
一番の節電は、平日に仕事をしないことですから。

数字をゲームとして「見える化」することで、電気使用量を意識して、節電をしていこうというものです。
ゲームですし、ネットの向こうに対戦相手がいると、俄然やる気が出るというものです。

【Evoke】食糧危機やエネルギー問題など世界が抱える諸問題を学ぶネットゲーム

●公式サイト「Urgent Evoke - A crash course in changing the world.」
http://www.urgentevoke.com/

・The World Bank Presents EVOKE - The Online Course for the Future Crisis

Evoke(イヴォーク)とは、世界銀行研究所が昨年秋よりネット公開した無料オンラインゲームの事。
食糧危機やエネルギー問題、災害救助、貧困・飢餓など、世界の深刻な問題をゲームを通して学べます。
各国のプレーヤーたちと協力してネットで情報交換しながら推理していきます。

ジャンルとしては、「シリアスゲーム」とは別に「代替現実ゲーム(だいたいげんじつげーむ) 」とも呼ばれています。
はてなキーワードによると、「代替現実ゲーム」とは、インターネットを使った新しいストーリーテリングの方法。
ゲームの参加者が能動的にストーリーに関わっていくことのできる参加型知的遊戯。
「Alternate Reality Game」を日本語訳にして「代替現実ゲーム」と呼びます。
略して「ARG」と呼ばれることもあるそうです。

なんとなくイメージとしては、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」などのテーブルトークRPGのインターネット版みたいなものなのでしょうかね。
更に提案・投稿に特化したゲームと言うべきか?

公式サイトの動画を見ますと、どうやら毎週水曜日の深夜、新しいミッションが公開されるようです。
合計10のミッションを用意。
今月、シーズン1は終了しているようですね。

第一エピソードのスタート地点は10年後の東京。
なんと東京が食料不足で飢餓状態になっています!!
他にも、「食の安全」「電力不足」などの問題が起きます。
それに対して解決策、将来の予想、現実世界で実行したことなどを投稿し、他のユーザーからポイントが付くといった形で進むようです。
ここで出た案や志で、現実の問題を取り組むきっかけになっているようです。

英語が分からないので、「〜ようです」とばかり書いてすみませんorz

ゲームという形を用意することで、敷居を低くしたり、大勢が一つのテーマを共有することは良いことだと思います。
#denkimeterもEvokeも、それを通じて現実の問題を解決しようとしているのですからね。

Posted by kanzaki at 2011年05月26日 22:26