2011年06月09日

AKB48をCMに起用している企業の株価が軒並み好調です【祝・さしこ9位、ブラックまりもっこり3位】

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今日はAKB48選抜総選挙の日。
さしこが9位、ブラックまりもっこりが3位に入ったので、記念に花火を打ち上げました(おい
(本当は、昨年の長岡花火大会の時に撮影したもの。
今までも、中越地震・中越沖地震からの復興という意味合いがあったけれど、今年は東日本大震災復興という大きない意味合いを持つのでしょうね)

神ナナもAKB48関連を書いてみたいと思います。
とは言っても、ちょっと別のアプローチ。

「日経ビジネス」に「ビジネスにもAKB48旋風」という記事がありました。
実は、彼女たちをCMに起用した企業の株価が軒並み好調なのです。
専門家たちも、AKBのビジネスモデルに注目しています。

彼女たちの最新CDシングル「Everyday、カチューシャ」は、今回の総選挙の投票券が付いており、発売一週間で133万4000枚を売り上げました。
1996年のMr.Childrenの記録を塗り替えてしまいました。

AKB48をCMに起用している企業には、お弁当チェーン店「ほっともっと」を運営するプレナス他、サマンサタバジャパンリミテッド、エイチ・アイ・エス、アサヒビール等があります。
俗に言う「AKB48銘柄」の株価は好調です。
3月中旬以降から現在に到るまでの株価の推移は、日経平均株価を上回っています。
特に、5月に入ってからの、サマンサタバサ、H.I.Sの伸びは凄いです。

AKB48がCMに出てから、売り上げが伸びている商品もあります。

アサヒ飲料の主力商品である「ワンダ モーニングショット」。
国内の缶コーヒー市場は、震災の影響によって1月〜4月の販売数量が、前年同期比2%減となりました。
そんな中、モーニングショットは10%増という大幅な伸びを示しました。
広報によりますと、CM効果で20代の購入者が増えたそうです。

企業向けパソコンでおなじみの「日本ヒューレットパッカード」。
岡副社長によりますと、AKB48をCMに起用した理由は、「認知度向上」だったそうです。
20代以下の若年層に認知度が低かった同社。
AKB48起用後、首都圏の20代男性の認知度は、大手国産メーカー並みに跳ね上がりました。

東京大学 妹尾堅一郎・特任教授によりますと、AKB48は典型的な「モジュラー」型モデルだそうです。

モジュラー型製品は、パソコンのように標準化された部品を組み立てて作られたもの。
逆に、自動車のように部品段階から独自技術をすりあわせて作るのをインテグラル型製品と言います。

日本企業が、インテグラル型に強いのは納得です。
それ故に、例えば携帯電話の分野では、「ガラパゴス携帯電話(ガラケー)」という世界標準からかけ離れた進化をしました(取り残されたとも言えます)。
モジュラー型はコスト以外で差別化にしくいので、人件費の安い中国等に市場を奪われています。

多くの製品がモジュラー型へ移行している中、日本企業もこの分野で儲かるビジネスモデルを構築すべきと、妹尾特任教授は語っています。

妹尾特任教授曰く、「手の届かないスター」を育ててきた昔のアイドル商法と違い、AKB48は「どこにでもいる普通の女の子」を集めつつも、組み合わせを変えたり、総選挙で各メンバーの価値を高めたりしています。
CD販売だけではなく、イベント、グッズ、地域ごとに類似グループ作成など、企業が参考にすべきノウハウが散りばめられている。
彼女たちの人気を宣伝に活用するだけではなく、その運営戦略までも研究すべきかもしれません。

彼女たちはいきなり表舞台にパッと登場したわけではありません。
何年も地道に、自分達の専用劇場で力を付けてきた事を忘れてはいけません。

●参考記事: NHK「スタジオパークからこんにちは」にAKB48の三人(高橋みなみさん、前田敦子さん、篠田麻里子さん)が出演【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002268.html

私はアイドルでも何でも、とにかく一生懸命、体をはって頑張っている人が好きです。
例えば、ミステリーハンター竹内海南江さん、珍獣ハンターイモトとか。
大変な事をしているはずなのに、その辛さを顔に出さず、むしろ、やりがいを感じている人は素敵ですよね。
そういう姿をAKB48の中に見いだしている人達が、熱心に応援しているのだと思います。

私は、そういう純粋に応援できる人達を羨ましく思います。
だって、斜に構えてくすぶっている人が多い世の中で、もの凄く人生を楽しんでいるように見えますもの。

うむ。「AKB48銘柄」が元気なのも何となく頷けます。

Posted by kanzaki at 2011年06月09日 21:09