2011年07月01日

半夏生(はんげしょう)とは?〜7月2日から5日間は、農家のための夏休み

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冊子「にいがたの現在・未来」を読んでいましたら、半夏生(はんげしょう)について書いてありました。

半夏生とは、半夏(はんげ)が映える頃を意味する七十二候の一つです。
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。

半夏とは、ドクダミ科の烏柄杓(からすびしゃく)という薬草です。
初夏にツボミがつくと、葉の半分が白くなります。
そこから「片白草」「半化粧」という別名もあり、半夏生の名の由来となっています。

●ハンゲショウ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6
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この花が咲く、夏至から11日目にあたる7月2日から5日間のことを半夏生と言います。

●半夏生 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E5%A4%8F%E7%94%9F

体力の消耗する夏場に備え、この時期までに農作業を済ませ、5日間の休みをとることが農家の習わしとされてきました。
各地では、田の神に感謝して豊作を祈る行司が行われたり、農作業を控える物忌みの風習もあります。
物忌み(ものいみ)とは、祭事において神を迎えるため、一定期間飲食や行為を慎み、不浄を避けて心身を清浄に保つこと等をさします。

関西では、半夏生に蛸(タコ)を食べる習慣があります。
「土用の蛸は親にも食わすな」といわれるほど、この時期のタコは美味です。
また、タウリン、ミネラルも豊富です。
夏バテを防ぐための、理にかなった習慣なんですね。

明日からの5日間は、農家の皆さん方にとっての大型連休(?)。
wikiによると、農作業をさせないため、理由として妖怪が徘徊するから等と言い伝えがあるのが面白いです。

これから暑い盛り。
炎天下での農作業を乗り切るためにも、一旦休んで、体力の充電をしましょうという風習は素晴らしいですね。

確かに、大きな物事を乗り切る前に、リフレッシュをするのはとても大切です。
我々のような会社勤めの人間にとっても、この土日の連休は「半夏生」と捉え、十分な休養をとっておきたいものですね。

ps.
ちなみに私は、明日も仕事ですorz
来週のボーナス支給を思えば、仕事にもハリがでるというものです。

Posted by kanzaki at 2011年07月01日 22:10