2011年07月27日

田崎正巳(たざき・まさみ)さん〜「戦略とは捨てることなり」・断捨離(だんしゃり)をビジネスへ生かそう/カスタムカー「ぴちょんくん号」と遭遇しました

pichoncar01.JPG

ダイキン工業のマスコットキャラクター「ぴちょんくん」をモチーフとしたカスタムカー「ぴちょんくん号」があります。
なんと現在、新潟市内に一台がやってきています(大阪ナンバー)。
実物を見て驚き、iPhone4で撮影したのが、上記の画像です。
天井のとんがり具合がたまりません

(◎ω◎)

遭遇した場所:
〒950-0941 新潟県新潟市中央区女池6丁目5−27
ダイキン空調新潟(株)の正面駐車場(第四銀行女池支店の向かい)

●Car Watch ダイキン、トヨタ「iQ」ベースの「ぴちょんくん号」をお披露目
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090507_168083.html

※※※

【断捨離をビジネスへ生かす】

雑誌「PRESIDENT」にて、田崎正巳(たざき・まさみ、崎という漢字は正しくは「大」の部分が「立」)さんのインタビューが掲載されていました。

現在は、経営コンサルティング会社「STRパートナーズ」の代表をつとめています。
著書に「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」があります。

●田崎正巳のモンゴル徒然日記
http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/

●徒然散文記 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/uncle_summy

●Amazon.co.jp: ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO BOOKS): 田崎正巳: 本
http://amazon.jp/dp/4495591517

強い企業、できるビジネスパーソンは
「断捨離思考=自らの強みを生かせる分野に力を集中させ、それ以外のことはやらない、捨てる。そして主体的に考え、選択すること」
を持っている。
ビジネスを取り巻く環境変化が速く大きい時代だからこそ身につけるべき「断捨離思考」のすべてを、成功企業の「断捨離」事例満載でわかりやすく学べる1冊。


「戦略とは捨てることなり」
アマゾンの書評でも好評のようですね。

「断捨離(だんしゃり)」という言葉は、やましたひでこさんが提唱する生活術です。

●断捨離 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2

断捨離(だんしゃり)は、部屋の整理整頓と共に生活に調和をもたらそうとする、クラターコンサルタントやましたひでこの提唱する生活術。
ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え。
単なる片づけとは一線を引くという。

断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる


●やましたひでこの断捨離.COMへようこそ! - やましたひでこ公式サイト 断捨離.COM
http://www.yamashitahideko.com/

その断捨離をビジネスへ生かそうとしているのが田崎さんです。

【積極的に過去を捨てるには】

・過去の人脈や経験に囚われないことによって人間の思考力は磨かれます。
ビジネス環境がめまぐるしい昨今。
自分自身は同じ会社で最後まで働きたいと思っても、合併や買収でめまぐるしく変化します。
社内における自分の地位や、社内だけで通用する「ウチのやり方」ではなく、会社という枠をすべて取り払った時、自分にどれだけのスキルがあるか必要。

・新しい能力を開発して思考力を身につけていくには、過去の経験を捨て、過去が通用しない世界に飛び込んでみるのが良いのです。
そして、飛び込んだ先でこういう能力を身につけたいと明確な目標を持ちましょう。
そうしていくことで、どこにいっても通用する普遍的な能力を身につけることが出来ます。

・積極的に過去を捨てるのに、会社を辞める必要はありません。
自ら地方へ転勤願いを出したり、赤字部門に出向してみる。
新興国へ赴任してみる。開発から営業へ異動してみる。
180度の変化に、驚くほど目が見開かれます。
それが出来ないならば、地域の活動に参加したり、趣味の会合に出てみるのも良い。
新しい組織体系や、自分が予想もしていなかった手法を知る機会になります。

【年代別の捨てる習慣】

●二十代:
とにかく現場を経験して、自分の力をつけよう。
好き嫌い関係なく貧欲に試してみる。

先入観や既成概念を捨て、仕事に役に立とうが立つまいが、自分の可能性を狭めず、仕事や趣味の範囲を広げることが将来に繋がっていきます。


●三十代:
二十代で経験したことや自分の希望、実力などを鑑み、得意分野、得意技を絞り込んでいくことが重要です。
何が必要で、何が必要でないかを熟考してみましょう。

自分の仕事の意味合いを理解することも必要です。
二十代と違い、目の前の仕事にだけ没頭するのではなく、自分の仕事は全体の中で、どういう位置づけにあるのかを理解し、推し量る時期でもあるのです。


●四十代:
それまでに培った強みを実践で生かし、いよいよ成果を出していく時期です。
会社も顧客も、この年代に期待するのは、きっちりと結果を出せる能力です。
最も大変な時期ですが、私欲を捨て仕事に邁進すべきなのです。


●五十代:
仕事を次世代に引き継いでいく時期です。
個人の手柄を捨て、それらを部下に渡しましょう。
この年代になると、部下があなたをどれだけ支持してくれるか、リーダーシップを発揮できるかが、あなたの評価に繋がります。
部下に仕事を少しずつ引き継ぎ、プライベートの比重を上げていく時期です。


・・・二十代は先入観、四十代は私欲、五十代は手柄を捨てろと言う事です。

【モンゴルの遊牧民は断捨離の生活】

自分なりに幸せの指標を持つことが大切です。
会社の同期と比べて早く出世したり、業績を挙げたりしなければ、自分は幸せになれないと感じる人が多い現代。
「他人軸」を気にし始めた途端、自分の幸せの基準が分からなくなってしまいます。

田崎さんはモンゴルに赴任したことがあります。
モンゴルの遊牧民の生き方を肌で感じています。
彼らは、「ゲル」と呼ばれる移動式住居に住んでおり、余計なモノは一切持たず、年に数回移動しながら生活しています。
物欲の無い彼らは、家族や自然、家畜などに関心を向け、モノではなく心を満たすことで幸せを感じているように見えたそうです。
まさに断捨離ですね。

断捨離上手な遊牧民は、モノという指標がないから、他人と比べることがなく、自分軸で行動しています。
良い意味で、究極の自己満足です(自分軸で、自分なりの幸せを感じられること)。

幸せの基準は一人ひとり違います。
不要なモノを捨てることによって、最も大切なことに気づきます。
それが自分の幸福を築くことに繋がるのです。


※※※

以上です。

年代別の部分は、「捨てる」というキーワードにこだわる必要はありません。
「歳を重ねる毎に、視野を少しずつ広げていこう」という事ですよね。
葉→枝→幹→林→森→・・・・→地球全体。
大局(全体の良し悪し)を見るスキルを年代を追うごとに高めましょう。

会社にいる場合、年代だけではなく、役職によっても、そのスキルを会得するスピードは変化するでしょう。
人より遅いスピードに、正直焦る事もあります。
実際、私もそうでしたから。
しかし会社以外の場所で、自分の能力を積極的に生かしてみたら、新しい道が開けました。
おかげで、田崎さんの言う「究極の自己満足」を得ることになり、会社の仕事にも焦りが無くなりました。

自分を色んな場面に飛び込ませて視野を広めるのは、生きていく上で大切な事ですよね。
過去、いろんな人がそれを切々に語っていますが、こればかりは、自分自身で実践してみないと理解できないものです。

とにかくやってみましょう。
結果は、後からついてくるものです。

Posted by kanzaki at 2011年07月27日 23:01