ニコンから新しく、レンズ交換式の小型デジタルカメラが発売されることになりました。
●Nikon | ニュース | 報道資料:「Nikon 1(ワン)」から、2機種「Nikon 1 J1」「Nikon 1 V1」を発売
http://www.nikon.co.jp/news/2011/0921_nikon-1_01.htm
・【各商品説明】レンズ交換式アドバンストカメラ | ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/
・Nikon 1の取扱説明書(PDF)
http://www.nikon-image.com/support/manual/m_pdf_select.htm#heading09
・解説動画
・素早い動きの動画撮影も余裕。しかも、そこからシームレスに静止画撮影も可能!
(上記再生終了後、複数のサンプルも表示されるので、クリックしてみてください)
神ナナでは、カメラマニアじゃない方々向けに解説をしてみたいと思います。
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【ミラーレス機とは?】
今まで、コンパクトなデジタルカメラを愛用してきた方ならば、「もっと綺麗に撮影したい」と思うのは当然のことです。
そうしますと、カメラマンが使用しているような本格的なデジタル一眼レフカメラが気になってきます。
けれど、大きくて重たいし、値段も高い。
更に操作も複雑そうなので、購入には躊躇してしまいます。
・コンパクトデジタルカメラ
・デジタル一眼レフカメラ
そこで、コンパクトデジタルカメラの小ささ・手軽さ、デジタル一眼レフカメラの高画質・レンズ交換システムを組み合わせたものが、「ミラーレス機」と呼ばれるものです。
・ミラーレス機(ミラーレスカメラ、デジタル一眼カメラとも言われます)
●ミラーレス一眼カメラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E4%B8%80%E7%9C%BC%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9
最近は、ミラーレス機を買われる方が増えましたね。
手軽に本格的な撮影が楽しめるのですから、当然でしょう。
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【ニコンのミラーレス機】
パナソニック、オリンパス、ソニーなどがミラーレス機を発売し、各社ともヒットしています。
後発となるニコンに勝算はあるのでしょうか?
ニコンのミラーレス機が、他社に勝る魅力は2点あると思います。
(1)カメラの二台巨頭であるニコンというネームブランド
カメラの世界で大きくシェアを分かち合っているのは、ニコンとキヤノンです。
プロの世界でも、この二社のカメラが使われる事が殆どです。
そんなニコンから発売されるのですから、やはり注目されます。
長年培われてきたカメラの技術、使い勝手が考慮されているであろうと期待が高まりますよ。
今回発表された「Nikon 1(ワン)」は、このカメラ用の規格にあわせたレンズを装着することで撮影が可能となります。
しかし、後日発売される「マウントアダプター」と呼ばれる部品をカメラ本体に装着すると、ニコンが今まで発売してきた一眼レフカメラ用のレンズを装着する事が可能です。
年配のファンや、プロカメラマンは、ニコンのカメラ用レンズをたくさん所有しています。
今までのレンズをこの小型カメラに装着して撮影が出来るというだけでも、ニコンファンにとっては嬉しいニュースなのです。
(2)ピント合わせが高速
カメラが自動的にピントを合わせる事をAF(オートフォーカス)と言います。
ニコンのミラーレス機が他社を圧倒するのは、そのピント合わせの速さです。
いろいろと条件はあるものの、「Nikon 1(ワン)」は世界最速のオートフォーカスを誇ります。
ミラーレス機は、カメラの背面に付いている液晶画面を見て撮影する方式です。
デジタル一眼レフカメラのようにファインダーを覗いて撮影する方法に比べて、オートフォーカスが遅いです。
オートフォーカスが遅いということは、決定的なシャッターチャンスを逃してしまう可能性があります。
ファインダーは、レンズから入ってきた「現在の映像」を見ることができます。
しかし液晶画面は、レンズから入ってきた「ちょっと前の映像」が映し出されます。
レンズから入ってきた映像をデジタル化して液晶画面に映し出すのですから、タイムラグがあるのは当然です。
ましてや、ピントをあわせるとなると、時間がかかります。
日進月歩の世界なので、少し前に比べれば早くなりましたが、それでも、デジタル一眼レフカメラには追いついていませんでした。
ニコンのミラーレス機は、パナソニック、オリンパス、ソニーのミラーレス機に比べて、センサー(カメラのフイルムにあたる部分)の大きさが一番小さいです。
小さいという事は、単純な比較で言えば、画質は一番低くなります。
しかし、ニコンはあえてセンサーを小さくする代わりに、オートフォーカスの速さを優先しました。
これにより、シャッターチャンスを逃さず、思い出や記録を撮影する事ができるのです。
素早い動きの被写体にも強いようですので、お子さんの運動会や、走り回るペットの撮影にも向いているようです。
見た目では分からないオートフォーカスですが、カメラの機能でも、最も重要な性能の一つです。
ここに特化したのは、やはりカメラ屋ならではの拘りだと思います。
ちなみに、「Nikon 1 V1」にはファインダーがありますが、そこを覗くと液晶画面があるんですよ。
本体の背面にある液晶画面と、理屈は同じです。
純粋なデジタル一眼レフカメラのような光学式のものとは違います。
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デザインは、ヒット作「NIKON P300」に似た、無印良品的なシンプルデザインです。
ニコンに派手さを求めてはいけません(笑)
普段から持ち歩き、日常を撮影するのに違和感の無いデザインだと思います。
ニコンにしては珍しく、赤やピンクのカラーも用意しています。
ニコンに対して敷居の高いイメージのあった女性にも受け入れられるかもしれません。
本体の発売と同時に、レンズやアクセサリーもいろいろと用意。
そういった所にはぬかりの無いのがニコンらしい。
発売当初は、ちょっとお値段が高いです(性能的には安いと思いますが)。
カメラの世界では、初値はご祝儀価格ですので、一般人は半年待ってから買うのが吉です。
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【神崎は買うのか?】
私はニコン派です。
カメラのレンズも、全てニコン純正。
「Nikon 1」の価格だって、ニコンの純正レンズ1本や2本分程度ですから、まあ安いものです。
買っても、どう使うかが問題。
本格的に撮影するなら、デジタル一眼レフカメラを使います。
日常的な撮影ならば、iPhone4のカメラで十分。
コンパクトデジタルカメラは使うことが殆ど無いので、約7年前に買ったものが未だに現役です(汗)
デジタル一眼レフカメラとiPhone4の間を埋めるにはもってこいの機種ですが、私の生活の、どのシチュエーションで使うかが思い浮かびません。
まずは様子見かなと。
しかし、物欲なんてものは、いきなりMAXになってしまうものなので、衝動買いしてしまった場合は報告しますね。
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