※上古町と呼ばれる商店街に、なぜかこんな家があります。妖怪が住んでいてもおかしくありません。
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「無免許、無資格の人生」
エッセイストが新聞にて、こんなタイトルの雑文を書いていました。
就職もしないまま、フリーターから雑文書きになったそうです。
著書も何冊か出したし、生計も立てられるようになりました。
クルマの免許を所有していないそうです。
免許・資格と呼ばれるものは、一つも持っていないとか。
資格や免許もいらない仕事を何十年も続けてきたおかげで、お墨付きが無くても生きていく度胸は付いたと、淡々と書いていました。
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そういや私自身、たいした免許も資格もありません。
役立っているのは、せいぜいクルマの免許ぐらいでしょうか。
マイカーを捨ててしまった私には、レンタル屋で会員になる際の身分証明程度の役割しか果たしていませんけれどね。
免許・資格があれば、仕事に役立てられるかもしれません。
仮に、仕事や生活に使用していなくても、それを得る為に努力した事は、生きる自信につながります。
私は、そうやって努力された方達を尊敬します。
だからといって、自分自身を卑下するつもりはありません。
逆に、「よくまあ、何にもないのに綱渡りで生きてこれたもんだ」と思ったりします。
数少ない知恵と技術を工夫してみたり、色んな方のお力を借りて、何とか乗り越えてきました。
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ある時を境に、「卑下しない」ことにしました。
もちろん「卑下しない」とは、横柄な態度をとるという意味ではありません。
自分自身を必要以上に、劣等感で追い詰めないという事です。
免許・資格が無い。
能力が他人に比べて劣っている。
一面だけ見れば、それは事実かもしれません。
しかし、他の面から見れば、他人に負けないものが必ずあります。
もし誰かから見下されたりしても、気にする事はありません。
その人よりもっと素敵な人が、才能を認めてくれているからです。
落ち込んだ感情を引きずらないようにするには、多面で物事を捉えるのが一番だと思っています。
大丈夫。
世の中は、あなたが思っているよりも広く、綺麗な場所なんですから。
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人の良いところを見つけたら、必ず褒めることにしています。
何か自分のためにやってもらったら、必ず「ありがとう」と言う事にしています。
悩んでいたら、「一生懸命やっているのだから、全く卑下する必要はない」と励まします。
社会全体が、褒めたり、労いの言葉をかけるという事が希薄になっている気がするからです。
相手の見えない努力を無視して、さも当たり前のように思っている年配の人は、どこにでもいるものです。
私は、「多分、こういう態度をとっている人は、いずれ周りから人が去ってしまうんだろうなあ」と思います。
裸の王様。
そういう環境で一番辛い立場になるのが、若い人達です。
将来を背負って立つ人たちを蔑ろにしては、絶対に駄目です。
努力や才能を認めてあげるのが、年配者の「義務」だと思います。
相手を認める・褒める。
これってある意味、相手に免許や資格を与えるのと同じだと、私は思います。
それは素敵で、特別な免許・資格ですよね。
Posted by kanzaki at 2011年09月29日 22:42日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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