2011年10月26日

二重敬語に気をつけましょう(私もですが・・・)

yamatokids_01.JPG
先日、新潟市中央区のデッキィ401にて「第60回 新潟県模型展」が開催されました。
iPhone4で撮影。

上記はその展示作品「ヤマト発進」。
小学校3年生の男の子の作品です。
子供が両手を広げた幅より大きいです。

この子はヤマトが好きで、ダンボールを使って作りました。
平面のダンボールで、曲面の多い立体モノを作ったのが凄いなあと思いました。

今の子がヤマトが好きと言うのも驚きました。
昨年公開された実写映画を観たのでしょうかね。

※※※

「敬語」が難しいと思う人は、私だけではないと思います。
アナウンサーとか、秘書とか、そういう立場の人ならば、スラスラと正しく言えるのでしょうね。

少しでも正しく使えるようにと、新聞などでマナー講座の記事があれば読んでいます。
それを読んで、その場では理解するのですが、しばらくすると忘れてしまいます。
その繰り返しです。

「NIKKEIプラス1」にて、「二重敬語」の事が書かれていました。
使わないようにと理解しても、とっさの時に正しく使えない代表的なものです。

【よくある二重敬語の例】

(例1)

×おっしゃられました
×ご覧になられます

○おっしゃいました
○ご覧になります

ついつい、尊敬語に尊敬の表現の「れる・られる」をつけてしまいがちです。

(例2)

×ご注意していただきますよう
×お待ちしていただけますか

○ご注意いただきますよう
○お待ちいただけますか

「ご(お)〜する」は謙譲語です。相手を低めてしまいます。

(例3)

×ご利用される

これに関しては、正しい表現は二つあります。

○ご利用になる

「ご(お)〜になる」という尊敬表現ですと、上記のとおりになります。

○利用なさる・利用される

「する」の尊敬表現「なさる・される」を使うなら「利用なさる・利用される」が正しく、「ご」をつけなくてよいのです。

上記の他にも、初対面の人と話す時、口癖で「ですから」「しかし」「だから」「でも」などを使わない事も大切です。

※※※

丁寧に相手へ伝えようと、幾重にも敬語をデコレーションしてしまいがち。
相手を思えばこそなので、悪気は無いし、聞く方もそれに対して反感は起きません(違和感はあるかもしれませんが・・・)。

そもそも、話す方も分からなければ、聞く方も正しい用法を知らない事も多いです。
知らない者どうしが使い続けると、間違った使い方が当たり前になります。

言葉は時代と共に変化していくものですから、今は間違った用法でも、後世では正しい用法になるかもしれません。
でも、それは先のお話しです。

相手が間違った使い方をしている事に気づいたら、なるべくアドバイスをしてあげたいところです。
でも、なかなか言いにくいものですよね。

神ナナにこうやって書くことで、
「ああ、そうなんだ。私の使い方は間違っていたんだ」
と意識してくれる方がいたらいいなあと思います。

Posted by kanzaki at 2011年10月26日 12:15