2012年03月10日

シンプルで短く割り切った考えの方が、勉強も仕事も最大限に効果をあげられると思います


・ルンバねこ〜最近、一番好きな動画です。

●7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法(原尚美・著)
http://amazon.jp/dp/4806142867
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ビジネスマンがこのタイトルだけを読んだら、「1日3時間""あるのかよ!」と突っ込む人もいるでしょう。
日々の限られた時間から、3時間を生み出すのは大変な事ですから。
しかし、試験に合格するだけの「短期決戦」を考えるならば、なかなか良い本だと思います。

この本は、本番で成果を出すために、アウトプットを重要視しています。
その為、最初に参考書などのテキストを読むのではなく、過去問とその答えを丸暗記してしまうのです。
実際の試験でアウトプットする形式は、過去問の答えと同じなのですから、確かに理にかなっています。
それから必要に応じて知識を身につけるのです。
合格が目的なので、本当の実力は合格後でよいという割り切りがされています。

割り切りといえば、苦手分野・マニアックな部分も早々に切り捨てを推奨しています。
合格ラインが60点、70点ならば、苦手分野に時間を費やすより、得意分野で稼げばよいし、覚えなくてもよい深い知識は時間のロス。

大事な事はテキストに書いてあるので、ノートは取らず、必要に応じてテキストに直接書き込んでしまいます。

冒頭の本とはちょっと違う勉強の仕方として、正解した問題は二度とやらないという清い方法もあります。
不正解には得点アップのヒントが埋まっているからです。

覚え方として、「水が漏れるよりも多く、どんどん水を入れていこう」という方法もあります。
記憶って、繰り返し覚えた方が長く定着しますよね。
ですから、「また覚えればいいのだから、忘れてもいいんだ」と割りきって、とにかくインプットをどんどん増やしていく事で、勉強の成果を高めるなんてのもあります。

このように、「割り切り」「捨てる」といった考えを用いて、目的達成をしようという試みが、私自身好きです。

故・スティーブ・ジョブズのプレゼンにも、そういう要素があります。

●スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則(カーマイン・ガロ・著、井口耕二・訳)
http://amazon.jp/dp/482224816X
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覚えて欲しい事を短い文にまとめます。
明快・簡潔にまとめ、2回以上プレゼンの中で繰り返し用います。

また、とても大事なメッセージは3つになるまで絞り込んで、ロードマップを作りましょう。

パワーポイント等のスライドは、シンプルでビジュアル的に目を引くものを用意します。
よく、箇条書きを表示している人がいますが、ジョブズは画象を使います。
画象の説明を文字ではなく、プレゼンターの言葉で行います。

トークは、業界用語を使わず簡単な単語を用い、短く明瞭・具体的な言葉、身近なたとえを使います。
時には、「凄い! 素晴らしい!」なんていう感情的な言葉も使います。

一流の仕事がデキル人は、トレーニングジムで筋トレを行い、体を鍛えている人が多いそうです。

トレーニングの仕方も効率的です。
自分が理想としているイメージと現実とのギャップを把握してから目標を決めます。

その日のトレーニングが終わったら、さっさと次回のメニューを決めてしまいます。
その日の体調とか、鍛える辛さを体が覚えているうちに決めることで、効率良く効果が得られるからです。
ジムには長居せず、シンプルで短く集中して、最大効果を上げます。

また、こういった方々はトレーニングマシンの使い方が静かで、変な主張をしません。
トレーニングについて知ったかぶりをせず、割りきってトレーナーに委ねる事ができます。

デラックスな考え、行動も良いでしょうが、なかなか長続きしないものです。
シンプルで短く、割り切った形で行うほうが、繰り返し行えます。
結果、大きな成果をあげられるのではないかと私は考えます。

Posted by kanzaki at 2012年03月10日 22:57