2012年04月06日

「花冷え」とは?〜春の一時的な寒の戻り

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この前の暴風雨、みなさんは大丈夫だったでしょうか?
新潟県内でも、1111棟に被害があり、けが人も24名いました。
新川漁港というところでは、灯台が30度も傾いてしまいました。

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そして不思議なのですが、私の近所は海から遠いはずなのに、街の中が磯臭かったのです。
海の潮の匂いが充満していたのは、強い風が海水をまき散らしたからなのでしょうかね。
建物の窓ガラスは、海水が乾くと白い塩が残り、汚らしい状態になっていました。

この時期を「花冷え」なんていう言葉であらわす事があります。
春の季語で、サクラの花が咲く頃に訪れる一時的な寒さの事です。
一種の「寒の戻り」です。

4月は植物たちが芽吹く時期です。
その反面、比較的不安定な天気が続き、「春に三日の晴れなし」と言われています。

東北地方の一部では「花冷え」のことを「花こたつ」とも言います。
桜の開花の便りが聞かれるにもかかわらず、コタツやストーブをしまいきれずにいる状態をさします。
私も今、こうして文章を書いている横では、ファンヒーターが全開で働いています。

花冷えは、大陸の寒気の通過によってもたらされる事が多いそうです。
時には、遅霜が降り、農作物などに甚大な被害をもたらすこともあります。

寒暖の差がまだ激しい時期です。
風邪などひかぬようご自愛ください。

Posted by kanzaki at 2012年04月06日 21:30