あなたの仕事は「天職」ですか?
それとも、食い扶持を稼ぐためだけの手段ですか?
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【天職を探して転職】
「もう少し、自分探しを続けてみようかと思います」
今の仕事が本当に、自分にとって天職なのかと疑問を持つ事がありますよね。
疑問に感じ、天職を探して転職する人がいます。
自分探しは、「幸せの青い鳥」と同義。
素晴らしいものから目をそむけ、別の場所に正解があると思い込み、社会で迷子になってしまっているのです。
以下、そんな迷子の若い人達へ向けて、本田コンサルタント事務所の代表・本田有明さんが語っていました。
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【天職とは、その人が満足して従事している職業】
三省堂の「新明解国語辞典」では、「天職とは、その人が満足して従事している職業」と説明しています。
つまり、生まれ持ったものだとか、天賦の才能といったものではありません。
その人の仕事に対する姿勢によって天職かどうかが決まるのです。
天職を探しまわるより、今の仕事に全身全霊で打ち込む方が大切なんですね。
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【天職を意味するベルーフ】
ドイツ語に「ベルーフ(Beruf)」という言葉があります。
意味は、天職です。
マックス・ヴェーバー著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」には、ベルーフが重要な概念として用いられています。
自分の職業を、神から与えられた聖なる職務(Beruf)として禁欲的に励むピューリタンの倫理が、資本主義の勃興をもたらす精神土壌になったと指摘しています。
ベルーフは、岩波文庫の旧版では、単に「職業」と訳されていました。
1989年の改版から「天職」になりました。
翻訳した大塚久雄さん曰く、日本語でベルーフに相当する言葉はないそうです。
神から与えられたものなのだから、「職業」よりは「天職」がいい。
けれど三省堂と違い、例えば講談社の国語辞典などでは、「生まれながらに身についている職務」なんていう先天的な才能という別の意味合いで解説しているものもあります。
その為、使いにくかったそうです。
就いた限りは聖なる職業であると思って従事するのがベルーフという社会的労働観です。
ベルーフという職業意識で大切なのは、誠実に職務を遂行することです。
利益や富は結果。
そちらに目が奪われると本末転倒になります。
この当たり前の部分でつまずくと、不祥事が横行します。
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【主体的な働き方】
三省堂の「新明解国語辞典」にあるように、天職とは「その人が満足して従事している職業」と考えるには、思い切り打ち込むのが前提です。
つまり、「その人しだい」なのです。
能動的な生まれ持ったものではなく、主体的な判断が求められます。
今の仕事を続けるかどうかを判断するならば、満足して働くにはどんな事が必要かを考えてみましょう。
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【自分探しと楽しさについて】
森 博嗣さん著「自分探しと楽しさについて」は、自分探しにはまって抜け出せない人へ向けて書いています。
自分探しとは、楽しさを見つける事です。
この楽しさを他人は与えてくれません。
自分の中から作りだされるものだからです。
自分で作るとは、自分で道を決める事。
好奇心を持って新しいものに触れるだけでも楽しいのですが、理解できると更に楽しくなります。
最近よく耳にする「社会貢献」という言葉。
テレビに取り上げられるようなものだけが社会貢献ではありません。
お金を稼げば、税金を払いますから、どんな仕事だって社会貢献なのです。
卑下することはありません。
この本でも、「その人しだい」であり、主体的な判断が求めていますね。
Posted by kanzaki at 2012年04月25日 22:13日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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