2012年06月05日

老け顔は短命〜実年齢より20歳若返る!生活術(著・南雲吉則)

fukegao01.JPG

「40歳を過ぎて老けて見えたら、それは自己責任と考えた方がよい」

こう言うのは順天堂大学大学院の白澤卓二教授です。
加齢制御医学講座を行なっています。

●順天堂大学 大学院医学研究科 加齢制御医学講座
http://www.shirasawa-acl.net/top.html

白澤教授が、海外の老化の研究を紹介していました。

【老化の原因は遺伝じゃない】

老化の研究をしているクリステンセン教授(南デンマーク大学)。
研究結果によりますと、人の寿命を決めている要因のうち、遺伝子の割合は、わずか25%に過ぎないそうです。
残り75%の要因は、生まれてから今日までの環境や生活スタイルによって決まるのです。

ですから、両親が長生きであっても、不健康な生活習慣で過ごしていれば、せっかく貰った親の長寿遺伝子も台無しです。

大気汚染などの環境要因は、自分の力じゃ避けるのは難しいです。
しかし、タバコをやめる、お酒を控える、食事に気をつかう等により、75%のかなりの部分は自分で選択できます。

【老け顔は短命】

クリステンセン教授は他に、「見た目が老けている人は、実際の寿命も短い」という研究結果も出しています。

70歳以上の双子の写真を撮影。
それぞれ何歳に見えるかを医療関係者にアンケートをしました。

その7年後、追跡調査をしたところ、老けて見えた方が、早く亡くなっていたことが判明しました。

年齢を重ねてからの同窓会では、「若く見える組」と「老けて見える組」に、はっきり分かれます。
「若さ」には個人差があるのです。

しかし、現在は老けて見えても、今後の老化のスピードをコントロールすることは可能です。

【老化のキーワードは"テロメア"】

老化のスピードに影響があるのは、「テロメア」です。
テロメアとは、細胞の染色体の末端にある繰り返し配列のことです。

クリステンセン教授の解析によりますと、若く見える人はテロメアが長く、老けて見える人はテロメアが短いそうです。

このテロメアの長さは、喫煙、肥満、運動不足、精神的ストレスなど、悪い生活スタイルにより短くなるとの事。

今後の老化のスピードをコントロールし、若く見えるには、テロメアを短くする要因を生活から取り除く事が大事です。

※※※

【実年齢より20歳若返る!生活術(著・南雲吉則)】

最近話題になっている本に「実年齢より20歳若返る!生活術(著・南雲吉則)」があります。

●医師 南雲吉則の場合 仕事インタビュー【私の職務経歴書】 宅ふぁいる便
http://c.filesend.to/plans/career/body.php?od=110628.html&pc=1

南雲吉則先生は、ナグモクリニック総院長です。
昨日、「笑っていいとも!(フジテレビ)」にも、出ていましたよね。

52歳の時点で、脳年齢38歳、骨年齢28歳、血管年齢26歳でした。
しかし昔から、若さを保っていたわけではありません。
37歳の時、173cm・体重77kgの不整脈持ちでした。

改善方法は、下記のサイトが一番わかりやすかったです。

●南雲吉則先生『一日一食健康法』
http://inedia.jp/nagumo.html

改善内容の主なものとしては・・・

・一日一食、夕食のみ。

・10時前に寝て、朝は4時〜5時に起きる(10時〜2時までにホルモン分泌が活発になるから)。

・毎日30分間のウォーキング(心拍数が上がらず、呼吸が荒くならない程度)。血管を健康に保つためによい。

・スポーツはしない。それより、フクラハギを鍛える。
人間が一生の間に打つ心臓の拍動数は23億回。それで生命は終了。
激しい運動は、生涯の心拍数を大量に消費してしまい、細胞も傷付ける。
成績の向上や試合の勝敗に伴うストレスなども良くない。

・紫外線を徹底的に避ける。肌の老化の80%は紫外線によるもの。

・肌をあまり洗わない。洗いすぎると、肌の保護膜を失ってしまうから。
石鹸を使って洗うのは週2回。シャンプーは2日に一度。


他にも、目が点になるような事が書いてありました。
案外、真理でもあるように感じつつも、どこまで信じていいのか、正直わかりません。

私は、スポーツをやめたくありません。
やるようになって、人生が前進したからです。

【ランニングでタイムを縮めない】

スポーツをしないというのは、私的に困った内容です。

しかし、私にジョギングやマラソンを丁寧に教えてくれたコーチも、心臓弁膜症になるからと、タイムを縮めるような走りはしないようにと言っていました。

一歩間違えたら心臓弁膜症になり、一生取り返しのつかない事になるので、自制した方が吉との事。
心拍数を120以上に上げない様、自制してゆっくり走るよう指導を受けました。

もし、タイムを縮めるならば、「道具」で改善するのがよいそうです。

●ランニングシューズを片足200g前半の軽量ハイグリップシューズに変える。ただし、本番1週間前〜本番のみ使用。

(シューズの例)ミズノ ウエーブ スペーサー AR3 ワイド
http://www.mizuno.jp/catalog/product/8KS212/11409002/
(私は4Eを履くような、足の幅が広い典型的な日本人タイプ)

●ウェアをワコールCW-Xの様な空気抵抗が少なくて軽量の服に変える。
ワコールのCW-Xは値段が高いので、スポーツデポブランドのTIGORA(ティゴラ)等でも可。

・スポーツウェア|CW-X|ワコール
http://www.cw-x.jp/

Posted by kanzaki at 2012年06月05日 23:40