2012年06月19日

人生が分からなくなってきたら「運動」をしてみよう

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【ユピック族の言葉】

下の3つは、北極圏のユピック族の言葉です。

「背伸びをするのではなく、自分が知っている範囲を認めることが肝心。
等身大以上の自分になろうとすると、大抵の場合、本当に欲しいものが目の前にあっても、それに気づかない」

「受け入れることを学び、手放すことを学んだとき、人は本当に人になる」

【呼吸は、まず吐く】

テレフォン人生相談の回答者でも知られる精神科医・高橋龍太郎さん。
彼は呼吸法について語っています。

あらゆる呼吸法は、まず吐くところから始まるそうです。
老廃物や汚れた空気をゆっくり吐き出すと、自然に新しい空気が入ってきます。
これは人間行動の全ての基本なのだとか。
だからまず、「別れ」から始めなさいと言っています。

※※※

【運動から得られるもの】

「自分を認める」
「手放す・吐き出す」
「取り入れる」

自然の摂理の中で、当たり前の行動です。
けれど、この社会でこの通りに行う(生きる)のは難しいものです。

まず、今の自分を認めたくないと思うものです。
自分が惨めな思いをしているのは、社会や時代、まわりのせいにしたくなります。
本当はそう思っている間に、人に何が貢献できるか考えた方が良いのにね。

人は、一度手に入れたものをなかなか手放せません。
モノでも人間関係でも。
一定以上を抱えると、なかなかそれ以上とりこめませんよね。
ふと自分の抱えているものをよく観察してみると、実は無駄なものがあったりするものです。
でも、「いつか使うかも」等と考えてしまい、なかなか手放せません。

ユピック族の言葉も、高橋さんの言葉も納得できるけれど、実行は難しいです。
精神的なもの、観念的なもの、哲学的なものは、考えれば考えるほど、単なる「言葉遊び」になってしまう可能性があります。

そう考えてみると、「運動」というのは凄いものです。

自分の実力や現状が、否が応でもはっきりと分かります。

動けば、汗や息が体内から出ます。
嫌な感情や悶々としたものも吐き出せます。

体内へ新しい空気を取り込むだけじゃなく、新しい知識や人間関係も入ってきます。

日頃の積み重ねが、記録など形として実感できます。
結果を他人と比較せずとも、やり遂げた事で得るものは沢山あるものです。

生き方が分からなくなったら、体を動かしてみるといいかもしれません。
そこから色んな事が見えてくるはずです。

Posted by kanzaki at 2012年06月19日 23:42