2012年07月08日

ブランドが生まれる条件〜中国では「ラコステ」、フランスでは「MUJI(無印良品)」、インドでは「日本のレトルトカレー」が人気/AKB48小嶋陽菜主演「メグたんって魔法つかえるの?」が面白い

【中国では「ラコステ」が人気】

中国でラグジュアリーブランドと言えば、シャネル、ロレックスに次いで「ラコステ」が3位なんだそうです(雑誌PRESIDENTより)。

ラコステは、ワニのマークのポロシャツのブランドです。
私には、「えなりかずき」のイメージしかありませんが。

中国で受け入れられた理由のキーワードは「テニス」です。
テニスは中国にて、貴族やセレブに愛されるステータスの高いスポーツとして受け取られています。
ラコステは、「貴族のスポーツであるテニスブランド」というストーリーで中国へ乗り込みました。

その方法としてまず、新設された上海テニストーナメントの公式スポンサーになりました。
また、ラコステが参加するニューヨークコレクションに、アジア圏の華人系ファッションエディターを招待しました。
招待を受けた彼らは、「ラコステは凄い」と書き立てました。

イメージ戦略と言いますと、広告・CMが一般です。
それとは別に、ラコステが行ったような「パブリシティ」という方法があります。

パブリシティとは、広報活動の手段の一つです。
企業自らが、新商品情報などをマスコミへ提供し、ニュース記事を通して我々に情報が届くものです。

ラコステはCMではなく、パブリシティを重視した戦略を用いて、中国で成功しました。
これは、ラグジュアリー戦略(高級品、贅沢品)そのものです。

【フランスでは「MUJI(無印良品)」が人気】

ラグジュアリー戦略には、「国籍を明確に打ち出す」事も大切だそうです。
「メイド・イン・ジャパン」は、品質の良さを現す言葉でしたよね(今は過去形になりつつありますが)。

今、日本らしさを背負うキーワードは、禅の精神やわび・さびの世界、武士道や礼節、「カワイイ」といったものです。

禅の精神で成功しているのが、フランスのMUJI(無印良品)です。
関税等により、日本より高い価格で販売されているそうです。
しかし、「わけあって安い」「無駄をそぎ落とす」というコンセプトが禅のイメージと重なり、インテリ層に熱烈に支持されています。

私は無印良品と言うと、ファミリーマートで手軽に買える「段ボール色をした文房具」というイメージです。
文房具は消耗品だと思うので、使い切っても簡単・安価に入手できるのはありがたいです。
特に、英語罫のB5版ノートを買っています(紙は薄過ぎですが、薄い罫線と糸とじが良いです。84円)。

MUJIの成功は、フランスで禅が「ZEN」として普及していたのが理由です。
日本人は誰もそう思っていないのに、フランス人が勝手に無印良品に「ZEN」の精神を感じ、MUJIは高級感のあるブランドとして受け入れられました。

アジアでは、資生堂をはじめとする日本ブランドが高い評価を得ています。
現地では、わざわざ日本語パッケージのまま、直輸入であることをアピールして販売しています。
日本製は高品質というブランドイメージが定着しているからです。
また、外国の方は、日本人女性のスベスベ白肌へのあこがれがあるそうです。
高品質とその国の薫りは、ラグジュアリー戦略の強い武器となっています。

【インドでは「日本のレトルトカレー」が人気】

インドでは、日本のレトルトカレーが人気だそうです。
カレーといえば、インドが本場だと思うので驚きです。

インドは経済成長が著しいです。
共働き家庭が増え、以前のようにスパイスを何十種類も使ってカレーを煮込む家庭が減っています。
そこへうまく浸透したのが、日本のレトルトカレーです。

価格は割高ですが、つくる手間が省けて、しかも美味しい。
日本的創意工夫に満ち、かつ利便性に優れており、カレーの本場で評価されています。

※※※

【「華」があるものの条件】

私にはブランドに対するこだわりは、それ程ありません。
語れるような高給取りではありませんからorz

けれど、ブランドが作られる過程や戦略には興味があります。
「華」があるものと無いものの違いを知りたいからです。

ブランド成功に必要なのは、神話と登場感、そしてパブリシティです。
神話は例えば、沈没したタイタニック号を引き揚げたら、発見されたルイ・ヴィトンのトランクに一切水が入ってなかったというもの(真実は不明ですが、メーカーはあえて否定してません)。
登場感とは、サプライズ感やストーリー感。
今ですと、iPhoneシリーズじゃないですかね。

日本企業は、そういう戦略が下手です。
安いものを大量に作る手段ばかり用いる。
薄利多売は、消耗戦です。
確かに、大勢の従業員を抱えた企業は、その方向を選択せざろうえません。
ブランド成功まで、収入ゼロでも良いという覚悟はありませんから。

今、日本人がブランドを生み出そうとするならば、首都圏の大企業よりも、地方の地場伝統産業の方に可能性があると思います。
こだわり感と、形成までの長い時間の積み重ねがあるからです。

「華」のあるものが地方から、どんどん登場してくるのを楽しみにしています。
それがやがて、世界にて「メイド・イン・ジャパン」というブランド復権につながると思います。

※※※

【メグたんって魔法つかえるの?】

今期は観たいドラマがないなあと思っていたのですが、深夜ドラマに面白いものがありました。

●メグたんって魔法つかえるの?|日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/megutan/

魔法学校で劣等生扱いされている魔法使い・メグが、人間界のアパート「ろくでも荘」の管理人兼お世話係として修行に訪れる物語です。
パンチラを見せることで、ミスした記憶を相手に忘れさせることができます。

キャストは、主役となる魔法使い・メグ役をAKB48の小嶋陽菜さん。
監督・脚本は、「ミューズの鏡」「勇者ヨシヒコと魔王の城」など深夜ドラマも多数手掛ける、劇団ブラボーカンパニー座長・福田雄一さん。

深夜帯に、このゆるいドラマが非常にマッチしていました。
コメディ系小劇団のような感じで、アドリブがたくさんある面白い内容でした。
閉鎖空間で、限られた登場人物だけで展開される話しが好きな人には、気に入って貰えるかと思います。

第1話の料理シーンは、完全に素でやりとりしていて笑いました。
このドラマの売りである「パンチラ」ですが、パンチラじゃなくて「全開!!」でした。

1話が10分程度の話しで、これを半年間オンエア。
休日前のよい癒しになりますよ。

●メグたんって魔法つかえるの? ep 1 AKB48 小嶋陽菜 120707 - YouTube

Posted by kanzaki at 2012年07月08日 23:22