(昨年の地元の花火大会。今年は仕事で疲れているので、自宅前でのんびり鑑賞しようと思います)
【パワーナップとは?】
パワーナップ(power-nap)とは、15分〜30分程度の短い睡眠のことです。
いわゆる「短い昼寝」です。
アメリカのコーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースによる造語です。
単位時間に対して睡眠効果が高いとされています。
結果、疲労回復や集中力アップが期待できます。
アメリカでは、パワーナップを積極的に推奨しています。
例えば、カプセル型安楽椅子のようなパワーナップ専用設備を提供している企業もあります。
国内では、さいたま市の住宅リフォーム会社オクタが、「パワー・ナップ制度」を導入しました。
1日1回、好きなタイミングで、15分〜20分の短い仮眠をとる事ができます。
社員からも好評です。
●「眠くなった社員は寝てもよい」――さいたま市のリフォーム会社が昼寝制度を導入 (オルタナ) - Yahoo!ニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120410-00000301-alterna-bus_all
このように、世界的にパワーナップ制度が受け入れられているのは、経済の不況が原因です。
不況によって、企業は大量雇用が出来なくなりました。
企業は限られた「人材」を、労働者側は限られた「時間」を、それぞれ有効に活用したいという思いがあるからです。
※
【上手な昼寝の方法】
以前から、昼寝の効果は認められていました。
15分程度の昼寝は、スイッチをオフにして、効果的な休息になります。
前頭前野のリフレッシュとなり、機能が回復します。
また、夜間の睡眠の質が上がります。
ただし、寝過ぎると逆効果ですし、夜の睡眠の為にも15時以降、20分以上の昼寝はしない事。
夜は寝苦しいですし、深夜のオリンピック鑑賞も加わり、寝不足な人も多いかと思います。
昼寝を有効活用しましょう。
上手な昼寝をまとめると、このようになります。
1.短時間にとどめる
めどは15〜20分。それ以上だと寝起きが悪くなり、「ぼけやすい」との研究報告も。
2.昼休みを上手に活用
午後2時がベストだが、昼休み中に寝れば、2時ごろの眠気を予防する効果がある。
3.自分で目覚める練習をする
より気持ちよく目覚め、目覚め後の転倒などのトラブルも少ない。
5日間練習すると、8割程度の確率で成功するようになる。
「○時に起きる」と自分に云い聞かせた上で、万一に備えて携帯電話の目覚ましやバイブレーターをセットしておく。
4.よりよい目覚めに小さな工夫
昼寝前のコーヒーや、昼寝後に日光にあたる、好きな音楽を聴く、などが覚醒水準を上げる。
寝る前にコーヒーを飲むのは、カフェインが効き始めるのに15分〜30分かかるから。
つまり、昼寝からの目覚めと重なる訳です。
昼寝後に強い光にあたるのも効果的。
目安は2000ルクス以上。
オフィスのデスクは、どんなに明るく見えても500ルクス程度だそうです。
それに比べて日光は、窓際なら雨の日でも5000ルクスほどあるそうですよ。
自分の好きな音楽を聴くのも実験で効果が証明されています。
iPod等は通勤途中だけでなく、こんな場面でも活躍できますね。
5.おやつも上手に活用
昼寝が無理なら、午後2時ごろにコーヒーや紅茶、チョコレートなどをどうぞ。
あごの筋肉を多く使うガムも効果的です。
6.規則正しい生活をする
「いつでもどこでも昼寝」より、「毎日同じ時間」がいいそうです。
慢性の睡眠不足だとすぐに深い睡眠に入ってしまい、逆効果なんだとか。
睡眠不足解消には使わないこと。
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