新聞によりますと、ロンドン五輪を戦っているトップアスリートは、体調管理の一つとして「アイシング(冷やすこと)」を行なっているそうです。
以前ならば、捻挫や突き指の応急処置に行われましたが、最近では、熱中症予防や疲労回復の手段として注目されています。
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【アイスバッグによるアイシング】
応急処置としてアイシングに使われるアイスバッグ(ビニール袋などに氷水を入れたもの)。
これを首筋、脇の下など、皮膚のすぐ下に太い血管が通っている場所に当てることで、熱のこもった体を冷却する効果があります。
アイスバッグが一番効果がありますが、冷却シート、冷却スプレーでもO.Kです。
運動の休憩タイムや、日常生活でも暑さを感じたとき、早めのアイスバッグによるアイシングを行うことで、体調管理に役立ちます。
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【アスリートのアイシング】
アスリート達がアイシングに使うのは、ビニール袋に氷水を入れたアイスバッグです。
アイスバッグは温度が零度以下にならず、冷やし過ぎを防ぎます。
また、筋肉や関節の幅広い部分を包むことが出来ます。
ただし、市販の保冷剤を直接身体に当てるのは避けた方が良いそうです。
保冷剤を関節に当てると、直に接する骨などを冷やし過ぎてしまい、局所に障害を残す可能性があるからです。
スポーツ用品店などにあるアイスバッグ製品は、折りたたみ式のビニールバッグに、氷水を入れやすいキャップが付いています。
コンビニで売っている氷を使い、簡単にアイスバッグを作る事ができます。
例えば、こんな感じの商品です。
●Amazon.co.jp: McDavid(マクダビッド) アイスバッグL 201: スポーツ&アウトドア
http://amazon.jp/dp/B001FBOUXQ/
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【冷水タオルでアイシング】
運動後の疲労回復を目的としたアイシングは、スポーツ選手に広まっています。
筋肉を酷使した後は、目立った痛みや腫れはなくても、筋肉繊維に小さな断裂が起こっています。
筋肉の回復が遅れると、筋肉痛の原因になるので、予防手段のひとつとしてアイシングが行われるようになりました。
運動後の疲労回復で重要なのは、クールダウンとも呼ばれる軽い運動やストレッチをしっかり行うこと。
その後で、筋肉の腫れなどを感じたときにアイシングを行います。
アイシングをする際に大切なのは、広い領域を均一に冷やすことと、決して冷やし過ぎないこと。
冷水に浸したタオルを軽くしぼり、肩、肘、足首などに巻くという方法があります。
冷たさを感じなくなったら、再び冷水に浸す。
これを2〜3回繰り返します。
極端なクールダウンの仕方をしなくても、この程度で良いのですね。
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【アスリートの入浴法】
アスリートが、全身の疲労蓄積によるコンディション低下を防ぐため「入浴法」を工夫しています。
彼らは練習後、風呂の湯に炭酸ガスを飽和状態になるまで溶けこませた「炭酸泉」に浸かります。
一般の人ならば、「温冷交代浴」がお勧めです。
通常の温浴と冷水浴を繰り返すことで、全身の血流を改善し、むくみなどを予防します。
自宅ならば、上記の冷水をシャワーに置き換えて行います。
夏場なら、40度の湯船に3分程度浸かってからシャワーで冷水を浴び、再び湯船に浸かります。
これを2、3回繰り返します。
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春に自転車のレースに出た際、こまめに冷却スプレーで足をクールダウンさせていました。
そのせいか、レース後に痛みや疲れがありませんでした。
あの時、アイシングの効果というものを体験しました。
それ以来、ジョギングの時も、冷却スプレーを用いるようになりました。
冷却用にアイスバッグを用いるというのは、はじめて知りました。
これがもっとも効果があるのですね。
また、冷水タオルならば、特別な道具も必要ありませんし、すぐに行えます。
トップアスリートはアイシングだけではなく、食事や睡眠など、徹底的に体調管理を行っています。
本番で能力を最大限に発揮する為の努力は凄いものです。
私達だって毎日、仕事をしています。
最高のコンディションで行えば、良い結果が出やすいのは、アスリートと同じです。
アスリートの良い部分を見習い、日常生活にいかしましょう。
まずは、オリンピックが終わったら、十分な睡眠を確保することからでしょうかね(汗)
Posted by kanzaki at 2012年08月09日 22:15日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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