神崎のナナメ読み

「オキシトシン」は幸せホルモン〜慰めの言葉より、好きな人がそっと手を握ってくれる方が、心が楽になる

アメリカで、「手をつなぐ」「寄り添って座ったり寝そべったりする」などのスキンシップを1ヶ月間続ける実験がありました。
結果、特に男性の血圧が下がり、仕事のストレスが軽減される効果が確認されています（地元の新聞より）。

なぜなら、スキンシップをすることで、「オキシトシン」というホルモンが分泌されるからです。
オキシトシンは、親密な人間関係を築いたり、リラックスを促したりする効果があります。
「幸せホルモン」「安らぎホルモン」「愛情ホルモン」「信頼ホルモン」などとも呼ばれています。

男女では性ホルモンに違いがあり、同じ効果を得るには、妻より夫の方がスキンシップが必要なんだそうです(逆かと思っていました)。
そのような触れ合いに、幸せや満足感を感じるのは、男性の方が強いのです。

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ストレスのかかった妻に、以下の3つのアクションを受けさせ、脳の反応を見る実験があります。

「夫の手を握らせる」
「見知らぬ人に手を握らせる」
「何もしない」

見知らぬ人が握っただけでも、ストレスに関する脳の活動は弱まりました。
夫が握ると、更にストレスが弱まる結果となりました。
もし反対の結果になっていたら、綾小路きみまろさんのネタになってしまいますね。

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辛いことや哀しい事があった時、慰めの言葉をかけられるよりも、好きな人がそっと手を握ってくれる方が、心が楽になる事はありませんか?

文豪が書く名文も、巨匠が弾く名曲も、好きな人のぬくもりにはかないません。
世の中には、たくさんのぬくもりがあります。
そう考えると、世界は幸せで満ち溢れているのだなあと思います。
そして、それは青い鳥のように、身近にあるのですよね。