【教えるは「捨てること」】
作家&大学教授の樋口 裕一さんは「小論文の神様」とも言われ、東進ハイスクールの人気講師をされた経歴の持ち主です。
そのため、著書『「教える技術」の鍛え方―人も自分も成長できる』等、わかりやすく実践的に書かれています。
・樋口裕一 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E8%A3%95%E4%B8%80
・樋口裕一の筆不精作家のブログ
http://yuichi-higuchi.cocolog-nifty.com/blog/
著書「教える技術の鍛え方」は、一人が大勢に対して何かを教える・伝えるテクニックが満載です。
特に印象深かったのは「捨てること」です。
何でもかんでも盛りだくさんに教えない。
できるだけ絞って繰り返し説明するのです。
その方が、相手は理解できるからです。
予備校の人気講師は、このような考えの人が多いそうです。
他は捨てて、これだけを覚えればいいと言い切る。
実際、このような教え方の講師の方が、生徒の力を伸ばしています。
※
【人生は「無駄を省くこと」】
カナダの作家&コンサルタントのアーニー・J・ゼリンスキーさん。
国際的なベストセラー「働かないって、ワクワクしない?」や、「スローライフの素602(ロクマルニ)」等の著者です。
コンサルタントの内容は、仕事と自由時間をクリエイティブにする方法のです。
彼は人生を楽しむためには、無駄を省くことが大切だと語っています。
人生で大切なのは、「これはいらない」と決めること。
「これが欲しい」と決めるのと同じぐらい大切なのです。
欲しくないもののリストを作り、そこから遠ざかるように頑張ります。
自分にとって愉快でないものを捨ててしまいます。
もし何かを買おうと思ったら、それを買うのに何時間働かなければならないのかを考えましょう。
それに見合う価値があるかどうかを考えるのは大切です。
人を批判することも捨てましょう。
人を裁くのは神様の仕事です。
人生は、もっと大切なことに使うべきです。
心配事も大抵の事は捨てられます。
なぜなら心配事の96%は、自分でコントロール出来ないものだからです。
心配事の96%の内訳は下記の通りです。
決して起きないこと・・・40%
既に起きてしまったこと・・・30%
とるに足らないこと・・・22%
変えられないこと・・・4%
たった残り4%だけが、働きかけられるものなのです。
※※※
世の中、「断捨離」という言葉が随分と認知されてきました。
モノを捨てるだけではなく、人へ伝える際や、より良く生きる考えにも、断捨離の精神が必要なのですね。
シンプルに生きることで、充実した人生を過ごすようにしましょう。
ちなみに、アーニー・J・ゼリンスキーさんの言葉で好きなのはこれです。
「1日中、世界と人々にニッコリして過ごしてみましょう。
しかめっ面を作るには72の筋肉が必要ですが、笑う場合には14で済むそうですよ」
言葉や表情が、考えや性格に影響を与える事は知られていますので、理屈としても正しいです。
それ以前に、なんだか和みますよね。
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