先週と先々週のNIKKEIプラス1にて、「辞去を切り出すタイミング」「スマートに辞去する方法」が書かれていました。
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【辞去を切り出すタイミング】
お客様がなかなかお帰りにならない時があります。
本当は帰りたいのに、サヨナラのタイミングやマナーに自信がなくて困っているのです。
この場合、年齢や立場に関係なく、訪問したほう、つまりお客さま側から言い出すのがマナーです。
「では、この辺でそろそろ失礼いたします」と辞去を切り出すのは、必ず、用があって訪問した側だと心得ましょう。
そうしないと、いつまでたっても終わりません。
たとえ相手から「用があるから来てください」と呼ばれた場合でも同じです。
理由は、迎えた側は口が裂けても「では、この辺でお引き取りください」とは言えないからです。
追い出すみたいになってしまいますから。
自然に「もう、そろそろ」と切り出すには、アポイントメントの時が鍵です。
「午前10時に」と約束するだけではなく「1時間ほどよろしいでしょうか」と所要時間の希望を伝えておくと良いです。
共通認識が持てて目安になり、安心できるはずです。
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【スマートに辞去する方法】
訪ねた側から辞去を言い出すことが分かっていても、相手が興に乗って話し続ける時は、なかなか切り出せず困ります。
感じよく人間関係を保ったまま辞去するには、何が必要でしょうか?
まず大切なのが、積極的に話しを聞くこと。
「そうですね」と声を出した相づちや「それはなぜですか?」と質問することで、相手は満足感や信頼感を持ちます。
こうした会話を土台に辞去を切り出します。
「なるほど。おっしゃるとおりですね」と受け止めた上で「本当に今日は貴重な(楽しい、珍しい、ためになる)お話しをうかがう事ができ、ありがとうございました」と感謝の言葉に落とし込みます。
こうして辞去モードに入ったら「それでは本日はこれで失礼させていただきます」と締めくくり、笑顔でサヨナラをします。
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私も常々、この件に関しては悩んでいました。
訪問した側が、切り出すものなのですね。
以前は、その場の空気が「終了」という雰囲気になるまで待っていました。
ですから、かなりの時間を費やしていました。
これを知ってからというもの、自分が訪ねた側の場合、自分からサクッと切り出せるようになりました。
特に仕事の場合、これはお互いにとって、非常に良いことだと思います。
心理学者・内藤誼人(ないとう・よしひと)さんによりますと、相手と別れるときのタイミングは、「会話が一番盛り上がったところ」が目安だそうです。
会話が盛り上がり、少しずつ下がり始めようとするくらいに辞去するのです。
理由は、相手が「物足りなさ」を感じるから。
ドラマやマンガは、最高潮に盛り上がったところで「次回へつづく」にしています。
そうやって中断すると、いつまでも記憶してもらえ、翌週まで興奮や感動を引っ張ることができるからです。
お互いにもう話すことがなくなっているのに、いつまでも一緒にいるべきではないのです。
仕事柄、外部の方と商談、交渉をする機会が多いので、今回の事は忘れないようにしたいと思います。
Posted by kanzaki at 2012年09月11日 22:47日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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