前回の続きです。
●前回の記事: ビジネスバッグTUMI(トゥミ)26160を買ったそのレビュー【1】〜定番・TUMI26141(A4ファイルサイズ)のB4サイズ版はとても分厚い
http://kanzaki.sub.jp/archives/002739.html
今回は、メイン空間であるバッグ本体前面と背面の空間を解説します。
※
【バッグ本体前面の大きな収納スペース(奥行きを拡張可能)】
このバッグ本体の前半分が、メイン部分です。
約5センチほどの奥行きがあります。
高さが35.5センチもあるバッグなので、大抵は、ここへ突っ込んでしまえば収納できます。
空間が広すぎて、尚且つ、中にポケットや仕切りはないので、各荷物は、ポーチや袋などで小分けして入れた方が乱雑にならないと思います。
このバッグの特徴として、エクスパンダブル機能があります。
バッグの大きさ(奥行き)を伸縮可能なんです。
バッグ中央周辺のファスナーをグルッと1周開くと、奥行きが約7センチ程大きくなります。
これで、約12センチまで奥行きが広くなります(公式サイトに正確な伸縮サイズが記載されていないのでメジャーで測りました)。
本体の奥行き(前面ポケットのマチ幅も含む)は、全体で約30センチの巨大戦艦となり、持ち上げるのに躊躇してしまう圧巻な姿となります。
普段は、ここまで広げなくても十分に収納できます。
一泊程度の出張なら、替えのYシャツや宿泊用具も入りますよ。
※
【バッグ本体背面の空間(パソコンや書類の収納用)】
このバッグは、本体前面の大きな収納スペースがメインです。
そこと、前面の大小ポケットだけが必要ならば、「スタイル26108」「スタイル26109」でよいと思います。
.TUMI26108
http://www.tumi.co.jp/shop/g/g920080201/
.TUMI26109
http://www.tumi.co.jp/shop/g/g920090201/
「スタイル26160」がそれらと違うのは、後ろ半分の収納スペースです。
外観的に「分厚い」と印象づけるのは、奥行き約10センチ程追加されたこの収納スペースのせいです。
この後ろ半分は、3つに分かれています。
2つの、B4サイズ迄入る書類入れ。
1つの、17型迄対応のパソコン収納スペース(ワイド17型は不可。15型ワイド液晶ノートパソコン迄が限度)。
書類入れはマチが無いので、主に書類・カタログ・パンフレット・小冊子のようなものを入れる事になります。
書類入れの背面側の一つは、横に3つ分けられた薄いポケットがあります(主にカード類を収納)。
パソコン収納スペースは、底と周囲にクッション性がある保護パッドが付いてます。
TUMI定番の「スタイル26141」ですと、PCの保護ケースとしてバッグから取り外しが出来ますが、「スタイル26160」は出来ません。
・TUMI26141
http://www.tumi.co.jp/shop/g/g920410201/
「スタイル26160」は17型液晶のノートパソコンを収納可能となっていますが、「ワイド17型液晶」のノートパソコンは入りません。
スタイル26160のラップトップサイズ(パソコン収納サイズ)は、公式参考数値で幅37.5センチ×高さ30センチ×奥行き4.5センチです。
私がメインで使用しているB4型ノートパソコンは、17.3インチワイド液晶。
本体は、幅41.5センチ×奥行き27センチあります。
ですから、このバッグに入りません。
けれど、こんな大型なノートパソコンを日常で持ち歩く人はいません。
私がサブで持っている15.6インチワイド液晶.A4型ノートパソコンは、幅38センチ×奥行き26センチなのですが、こちらは理想的なぐらいピッタリサイズでした。
今時のノートパソコンは、ワイド液晶が当たり前ですから、一般的なA4型ノートパソコンならば問題ありません。
どちらかと言うと問題なのは、バッグとパソコンの超重量に耐えて持ち運べるかどうかなのですが・・・。
やはりここは、軽量のモバイルパソコンが欲しくなってきます。
※※※
【どういう人向けか?】
以上、2回に渡ってご紹介してきました。
造りの良いバッグですし、何でも収納でき、床に置いても自立可能。
日常的には、たくさん書類やパソコンを持ち運ぶ営業系の人に向いています。
重量がかなりあるので、主にクルマで移動の人の方が良いかも。
私は職場が、歩いて20分程度なので持ち歩けますが、長時間かけて公共機関などを利用しながらだと、日常では大変かも(重さだけでなく、大きさの面からも)。
また、2泊程度の出張でも、まず問題無い積載量でしょう。
少し前迄、出張にはキャリーカート型のカバン(底に車輪が付いてコロコロ出来る奴)が流行っていましたが、最近はあまり見なくなりました。
大容量だけれど、道の凹凸に耐えられず上手く転がせないし、階段などは持ち上げるのがイチイチ面倒。
見ていると最近は、国内線の飛行機にて、座席へ持ち込める最大サイズの手持ちカバンが多いかなあ。
それですと、この「スタイル26160」は良いかと思います。
ただしバッグ後ろ半分が、書類とパソコン入れに限定されるので、パソコンを持ち歩かない人には単なるデッドスペースになります。
その場合、用途が限定されない大きな空間になっているバッグの方が良いです。
最近、「ノマドワーカー」という言葉を良く聞きます。
ノマドワーカーとは、自宅や会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人達の事。
身なりをキチッとしたノマドワーカーにも、この「スタイル26160」は向いています。
一通りの商売道具を余裕で持ち運べますからね。
但し、重量が重いので、それに耐えられる人です。
ナイロンバッグ、ブリーフケースと言いますと、吉田カバンのポーター(PORTER)シリーズが定番かと思います。
TUMIは、上の年齢層や、海外製品の中でも丈夫だけれど派手じゃないものを好む人向けです。
ビジネスマンの彼氏や旦那さんへのプレゼントに好まれます。
(大抵のTUMIユーザーは、道具として好きな人が多いので、必要な人は既に買ってしまっている事も多いかもしれません)
地方だと、伊勢丹のような系統のデパート売り場ぐらいしか置いてないかもしれませんが、実際に見て触れて、良さを感じ取ってみてください。
ネットで買うとお手軽ですが、正規店で購入のような5年保証がないですし、偽物を掴まされる可能性もありますのでご注意を。
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