落語家・柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう)さん。
彼は古典落語にも、現代的なギャグを入れていく方です。
喬太郎さんの代表的古典演目に「竹の水仙」というものがあります。
落語 柳家喬太郎 竹の水仙 ‐ ニコニコ動画(原宿)
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【「竹の水仙」のあらすじ】
宿屋に長期滞在する、大酒飲みのお客がいます。
亭主がお勘定を請求すると、金はないと言い切ります。
その代わり、お客は竹細工を作りました。
それは、水仙の蕾(つぼみ)と花立でした。
お客は、これが売れたら宿代として払うと言います。
花立に蕾と水を入れて一晩置いておくと、蕾が割れて見事な水仙の花が開きました。
この水仙を大名が高額で買ってくれました。
おかげで宿代だけではなく、亭主は様々な借金の返済もできました。
実はこのお客、有名な彫刻職人・左甚五郎(ひだりじんごろう)先生だったのです。
日光東照宮の「眠り猫」などで有名な実在の人物です(実在していないという説もあります)。
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冒頭で書いた通り、喬太郎さんは、現代的なギャグを入れていきます。
例えば、亭主が左甚五郎に職業を聞くシーン。
甚五郎「私の商売は、番匠(ばんじょう)だ」
亭主「え?」
甚五郎「番匠だ」
(亭主は、楽器を弾く仕草をします)
甚五郎「それはバンジョーだ。今日は古典落語だ、我慢をしろ。上方の大工だ」
古典も新作もできる喬太郎さんならではです。
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【竹の花は不吉?】
上記は、竹細工の蕾が花を咲かせるお話しです。
本物の竹も花を咲かせますが、何と約120年周期だそうです。
そして開花後、竹は枯死します。
しかも竹林によっては、殆どが地下茎でつながっており、枯れる時は一斉に枯れます。
インドでは、「竹の花は不吉の前兆」とする民間伝承があります。
●竹 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9
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明けましておめでとうございます。
このサイト「神崎のナナメ読み(神ナナ)」は2002年1月8日より開始しました。
(2004年1月31日より、今のURLでブログ形式にリニューアルしています)
来週で丸11年になるのですね。
花が咲いたらこのサイトが終了してしまうかもしれないので、今年も細々と更新を続けていきますよ。
どうぞ、これからもご贔屓に。
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