2013年07月10日

なぜ、シャーロック・ホームズのお話しには、キュウリのサンドイッチがしばしば登場するのか?

sandotantei01.JPG
(アニメ・名探偵ホームズのオープンサンド)


夏野菜の一つ、キュウリ。
このキュウリと、名探偵シャーロック・ホームズの関係について、エッセイスト・藤井久子さんが解説していました。


シャーロック・ホームズのお話しには、アフタヌーンティーのお供に、キュウリのサンドイッチがしばしば登場します(「赤毛連盟」や「第二の汚点」など)。


それは特別なメニューとして描かれています。
この物語が書かれた19世紀末のロンドンでは、当時まだ珍しかった温室でしかキュウリは栽培できなかったからです。
キュウリは高級品だったのですね。


日本人がキュウリを食べ始めたのは、江戸の末期になってからです。
意外と歴史は浅いのですね。


インド辺りから日本へ伝わったのは、1000年ほど前。
けれど、苦味の強い品種だったので普及しなかったのです。


今じゃあたりまえのように食べているキュウリ。
パンに挟んで食べて、名推理を働かせてみましょうかね。


※※※


イギリス人のランチは、サンドイッチが定番です。
どんなお店でも扱っているらしい。
「サンドイッチバー」というのものがあり、その場で作ってくれるお店もあります。


むこうのキュウリは、日本のものと違って物凄く大きく、輪切りすると5センチぐらいあります。
このスライスしただけのキュウリが、上流階級に人気だったりします。


確かあちらの国は、人種よりも階級の方が影響し、食生活のレベルは随分と差があると聞いたことがあります。
スーパーでは、冷凍食品やレディー・ミール(レンジで簡単にできる調理加工済み食品)が充実しています。
離婚による単親家庭や、結婚していても共働きが多いので、仕事をしながら家事をするのは大変だから、なるべく簡単に済ませたいという事情があります。


日本人の「おにぎり」みたいなものなんでしょうかね。
国によって違う食生活は、調べてみると面白そうです。

Posted by kanzaki at 2013年07月10日 23:46