【かくれ脱水とは?】
「かくれ脱水」とは、脱水症状の一歩手前で、症状が明らかには表されていない状態のことです。
(新百合ケ丘総合病院・宮田大輝救急科部長の解説)
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体液が不足して不調をきたす脱水症状は、炎天下だけではなく、夜間にも起こりえます。
寝ている間に人は、呼吸や発汗により、ペットボトル1本分(250〜500ミリリットル)の水分が失われています。
これが原因で、かくれ脱水を招きます。
最悪、睡眠中に脳梗塞を発症する可能性もあります。
かくれ脱水は、春先から初夏、秋から冬にかけて発症しやすくなります。
症状としては、食欲不振や胃の不調、頭痛、集中力の低下、体のだるさなど。
夏バテや年のせいにして放置しておくと、思わぬ重症になることもあります。
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【かくれ脱水を防ぐ方法】
人の体は60%が水分で、その1〜2%が減少すると、かくれ脱水になります。
この時点では、症状が見えにくいです。
3%を超えて減少すると症状があきらかになり、5〜10%以上脱水すると熱中症になります。
就寝前、1杯の水や白湯(さゆ)を飲むだけで、かくれ脱水の発症頻度が下げられます。
特に、お酒を飲んだ夜は、水分摂取を心がけましょう。
エアコンで冷えた室内のデスクワーク中や、営業に出た車内も油断禁物です。
常に水分補給ができるようにしましょう。
※※※
夏バテは、「夏」と「バテる」を併せて縮めたものです。
「バテる」とは「疲れ果てる」が語源です。
病気とかでは無いから、なんとなく軽視されがちです。
「かくれ脱水」も、脱水症や熱中症に比べて軽視されています。
っていうか、あまり知られていません。
毎日を健康と笑顔で過ごすには、食事や運動など、クスリに頼らない方法が大切ですよね。
水分補給は、水分が必要と思った時には遅いので、こまめに飲みたいものです。
体から水分が失われる際、塩分(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど電解質)も失われます。
水分と塩分のバランスによって、脱水の症状も異なります。
ポカリスエットのような飲み物が良いのでしょうね。
けれどアレは想像以上に糖分が多く、経験上、虫歯になりやすいですのでご注意を。
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