【サッチェルバッグとは?】
(ケンブリッジサッチェルの商品レビュー。字幕をONにして自動翻訳を日本語にしてみてください)
「サッチェル」とか「サッチェルバッグ」をご存知ですか?
日本のランドセルにあたる、イギリスの学童カバンのことです。
映画「ハリー・ポッター」の主人公が背負っている、あのカバンです。
日本のランドセルに相当すると言ったって、イギリスの全学童が背負えたわけではありません。
立派な革製のサッチェルを背負えたのは、中産階級の私立学校に通う子供達だけです。
市立の学校に通う労働者階級の子供は、お母さん手製の布袋や、スーパーの無料レジ袋などで間に合わせていました。
労働階級の子供にとって、サッチェルは憧れの的でした。
しかし、1980年末には、あまりその姿を見かけなくなりました。
※
【ケンブリッジサッチェルの誕生】
(ジュリー・デーンのインタビュー。字幕をONにして自動翻訳を日本語にしてみてください)
雑誌「ジャパニーズ インベスターズ」に、このサッチェルで起業し、成功をおさめた主婦・ジュリー・デーンが紹介されていました。
2008年、イギリス・ケンブリッジ。
主婦ジュリー・デーンは、二人の子供が通う私立学校の学費捻出のため、仕事を探していました。
そんな時、子供達が「ハリー・ポッター」を読んで、サッチェルを欲しがりました。
それが、ヒントになりました。
ジュリー・デーンは、サッチェルを作っていた元職人と革工場を探しました。
彼女の母親フレンダ・トーマスと共に貯金600ポンド(約8.5万円)を元手に、「ケンブリッジサッチェル(Cambridge Satchel)会社」を立ち上げました。
●ケンブリッジサッチェル/CambridgeSatchel.com - Cambridge Satchel Company
https://www.cambridgesatchel.com/
伝統の学童カバンを蘇らせました。
これが売れて学費にあてられればと考えていました。
とこらがあっという間に、年商1000万ポンド(約14億円)になってしまいました。
※
【世界中で大ヒット】
昨年のロンドン五輪にて、イギリスの手作り品として、サッチェルがアメリカのテレビで紹介されました。
すると、IT関係者から問い合わせが殺到しました。
サッチェルの形、大きさ、丈夫さが、ノートパソコンを持ち運ぶのにちょうど良いと、目にとまったのです。
たちまち、著名人や俳優、ファッション界に広まりました。
これまで、栗色だけでしたが、鮮やかな赤や青、華柄や水玉模様まで加わりました。
モデルが肩にかけてキャットウォークし、おしゃれバッグの仲間入り。
パリ、ニューヨーク、東京などの高級品店に並ぶようになりました。
アマゾンや楽天ですと安価で買えますね。
検索してみてください。
ジュリー・デーンは、最も成功した起業家として、WGSNグローバル・ファッション賞などを受賞しました。
現在は70人の従業員、年商2500万ポンド(約35億円)を超えたらしい。
けれど彼女は今も、毎日子供の学校の送り迎えをして、夕食を作る家庭中心の生活を変えてはいません。
※※※
ネットで海外の男性を見てみますと、ケンブリッジサッチェルの3WAYカバンに、ノートパソコンを入れて、背負って運んでいますね。
メッセンジャーバッグ風に、ショルダーベルトをたすき掛けにもしています。
小型のサッチェルから、ショルダーベルトを取り外して、クラッチバッグ(昔で言うところのセカンドバッグ)のように抱えている人もいます。
今、日本では、クラッチバッグがビジネスマンに注目されていて、メンズ雑誌でよく紹介されています。
海外ですと男性は、サッチェルにスーツの組み合わせが多いですね。
けれど大抵は、綺麗なモデルのような女性がお洒落アイテムに使用しています。
目が覚めるような色鮮やかなサッチェルは、確かに人気が出るのも頷けます。
私は腰が弱いので、ビジネスバッグに「エツミ 背負いベルト2」を取り付けて背負っています。
●神崎のナナメ読み: 「エツミ 背負いベルト2 E-964」〜重いビジネスバッグ・TUMI(トゥミ)26160・26141をリュックサックに変身させよう
http://kanzaki.sub.jp/archives/002935.html
ケンブリッジサッチェルの3WAYカバンは、ネット通販ならば、本皮仕様でも数万円程度だし、一つ欲しくなりましたよ。
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