2013年08月07日

美容や健康維持のため、「菌活(きんかつ)」が女性の間でブームです

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「就活」「婚活」「終活」「朝活」
日本人は「活」がつく言葉が好きです。


今度は「菌活」です。


菌活とは、キノコやヨーグルト、納豆など、菌の含まれる食品を意識的に摂取し、美容や健康維持に役立てること。
この菌活にハマる若い女性が増えているそうですよ。
(新潟経済社会リサーチセンター月報より)



この春、トレンド総研が調査を行いました。
対象は、20〜40代の女性500人です。
全体の82%が1日に1食以上、菌を含む食品を食べると回答しました。


菌は、その種類によって、期待できる効果が異なります。


ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、花粉症対策。
味噌や塩麹に含まれる麹菌は、便秘予防。
納豆菌は、動脈硬化予防。


「菌」という漢字は、音読みですと「きん」、訓読みは「きのこ」です。
キノコ類は、低カロリーでノンコレステロール、食物繊維やビタミンB群をはじめ、豊富な栄養素を含んでいます。
うま味もありながら、免疫力を高め、肌荒れ予防効果も期待できるので、菌活中の女性から高い支持を得ています。


※※※


キノコは、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の強い味方です。


今年の夏はいつにもまして暑いですよね。
暑いと、汗と一緒にビタミン類も体外へ出てしまいます。
特に、ビタミンB1の流出量が多いです。
ビタミンB1は、炭水化物の代謝をスムーズにし、体調を整える作用があります。
不足すると、ダルさや疲れが起こり、「夏バテ」になりますから注意が必要です。


上記に書きました通り、キノコ類はビタミンB群が豊富です。
ビタミンB群は美容面でも貢献しており、エネルギー代謝を促進し、皮膚や髪、爪などの再生に役立っています。
料理に積極的に取り入れたいですよね。


他にもキノコ類は、トレハロースという保湿力の高い成分も豊富に含んでいるので、潤いのある肌を守ってくれますよ。


食事で取り込んだ菌は、たいてい3日ほどで体外へ出てしまうため、毎日継続して食べる必要があります。
そういう意味では、「菌活」という言葉は正しいのかも。


流行りモノには終りがあるものですが、菌活はずっと続けたいものですね。

Posted by kanzaki at 2013年08月07日 21:21