2013年09月19日

「あの人の話しは分かりにくいんですよ」と言われない為のコツ〜最初に話しのポイント数を伝える

「あの人の話しは分かりにくいんですよ。だって長いんだもの」


そんな風に思ったことはありませんか?
「話しが長い人」にうんざりする理由は、単に時間がかかるだけではありません。


「それでは次は〜、その次は〜」とだらだら続くので、聞いている人は疲れてしまい、「どこまで続くのだろう」とうんざりしてしまうからです。



少しでも分かりやすく伝えるには、やはり方法があります(日経プラス1より)。


話す内容をよく分析して、幾つかのポイントにまとめておく事です。


必ず話し始めに
「これからお話しする主要ポイントは3つです」
と数を宣言することがコツです。


最初に3つとはっきり告知しているので、話しが長くなっても「あと1つ残っている」と心構えができます。


聞いている方は、とても安心で、トンネルの出口がちゃんと見えているといった感じです。


ポイントの数は多すぎると伝わらないので、5つ以内に納めると良いです。


※※※


上手な説明をする人は、必ずと言っていいほど、最初にポイントの数を宣言していますね。


「その件で私が改善したい点は3つあります」
「私はその考えに反対です。理由は3つあります」


このように言っておくと、相手の頭の中に、これから聞かされる話しの「航海図」ができるのです。


全体のイメージ・方向性をざっくりと理解してもらってから詳細を話すと、相手も聞きやすいものです。
その為、ポイントの数以外にも、パワーポイント等で、その3つのタイトル(結論)を簡潔に表示する人もいますね。


最初に答え・結論を言っておくのは良い手です。
これも言ってみれば、相手の頭の中に「航海図」を作ることですから。
テレビのニュースが良い例です。
最初に、これから伝えるニュースのあらましを一文で言い切ってしまう。
それから詳細を伝えていますよね。


講演会などでは、講師が冒頭で、タイムスケジュールを言う事があります。
例えば、「最初の60分で私がお話しをして、休憩を10分挟んだ後、20分の質疑応答をします」と言うのです。
これも聞いている人に、「時間の航海図」を渡しているのです。
後で質問が出来ると分かって聞くと、もう一回説明してもらえるという安心感もあるし、質問をする為に真剣に話しを聞くものです。


最初はなかなか出来ないものです。
まずは、テレビや講演会、会議などで、説明が上手な人に注目してみてください。
きっと、上記のようなテクニックを使っていますので、参考にすると良いでしょう。

Posted by kanzaki at 2013年09月19日 22:28