2013年11月07日

時計遺伝子ダイエットとは?〜食事の内容ではなく、食べ方や食べる時間を意識する

日本人の摂取カロリーは昔より下がっています。
1975年から2009年までの33年間で、17%も減っているのです。


けれど、中年の肥満者は、40%も増加しています。


肥満って、食べ過ぎが原因じゃなかったの?
摂取カロリーが減ってもメタボになるなら、何をすればいいのでしょうか。


医療関係のライター・山崎ひろみさんが、「時計遺伝子ダイエット」を紹介しています。



【時計遺伝子ダイエットとは?】


肥満の増加でよく言われるのが、運動不足、高脂肪食(栄養バランスの崩れ)、不規則な食事時間(朝食抜き)などです。


最近、話題になっているのが、「時計遺伝子ダイエット」です。
時計遺伝子の働きを活用して、脂肪の蓄積を防ぐのです。
「時間栄養学」とも言われています。


私たちの体には、「概日リズム(かいじつリズム)」という体内時計が備わっています。
その時計を動かしているのが、「時計遺伝子」です。


概日リズムは24時間ちょうどではなく、25時間ぐらいのサイクルです。
そのため、真っ暗な中で生活をする実験をすると、人間の睡眠時間は少しずつズレていきます。


概日リズムは、毎朝、太陽の日差しを浴びることでリセットされます。
だから、朝起きたら、窓を開けて日の光を浴びましょうといわれています。


最近、朝食をとることも、体内時計のリセットに重要な役割を果たしていることが分かってきました。



【メタボにならない方法】


BMLA1という時計遺伝子は、脂肪の合成を促進します。
この遺伝子がよく働くのは、夜の午後10時から朝の午前4時ぐらいの間です。
つまり、朝食と昼食は、糖分や脂質の多い食事をとっても、それが内臓脂肪になりにくいのです。


タンパク質の少ない朝食では、内臓の時計遺伝子がリセットされません。
朝食には、タンパク質をとると良いそうです。


夕食は、午後8時までにとりましょう。
また、脂肪や糖分は、昼食より少なめにしましょう。
これが、眠っている間に脂肪をためないコツです。


血糖値を急激に上げる食べ方は、脂肪を合成しやすいので、朝食抜きはよくありません。
血糖値を上げないためには、よく噛む、野菜から食べる、脂肪吸収を遅らせる食品(酢・全粒粉)を一緒に食べましょう。


深夜勤務の人は、深夜に10分でも15分でも暗い部屋で仮眠をとると、時計遺伝子は正常に近づきます。


ストレスが高い生活は睡眠の質を下げ、睡眠不足は時計遺伝子の乱れを生み出します。


ストレスが高いと、ストレスホルモンを作るために皮下脂肪が分解され、血液中に遊離脂肪酸を放出します。
それが内臓脂肪になって、痩せているのに「おなかポッコリ」の内臓脂肪型肥満になりやすいです。


睡眠不足になると、食欲を満たして充足感を得ようとします。
食欲を刺激するホルモンの分泌が増え、逆に食欲を抑制するホルモンの分泌が減少します。
これが食べ過ぎの原因となります。


※※※


上記によりますと、何を食べるかは、あまり重視されていませんよね。
同じ料理でも、食べ方や食べる時間に注意をはらっています。


それとやはり、生活のリズムが規則正しい方が、脳と身体に良いようです。


私はだいたい21時頃に帰宅するのに、ご飯を食べて、神ナナを更新するから、寝る時間が少ないです。
これは良くないですね、改善しなくては。
まあ、神ナナの更新をやめても、その時間を深夜アニメの視聴に使ってしまうだけなので意味がありませんが・・・。

Posted by kanzaki at 2013年11月07日 23:01