2013年11月12日

なぜ、人は「虫の知らせ」が起きるのか?

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脳科学者・茂木健一郎さんが、「虫の知らせ」について語っていました。


脳は、環境について統計的な推理をしているそうです。
確実に分かるわけではない場合にも、生きる上で必要な情報を拾ってきます。


例えば、出張先で、どの店に入ろうかとあれこれ探している時、脳内で統計的な推理をしています。
このような店構えのレストランでは、こんなサービスを受けられるだろうと、過去の経験というデータに照らして推理しているのです。


「虫の知らせ」とは、脳が大量の言葉にできない情報を得て、無意識に処理した結果なのです。


感性を研ぎ澄まし、推理する経験を積み重ねると、常人には真似できない感知能力を持つようになります。
客が入ってきた瞬間、何を買うか直感的にわかってしまうというようにね。


テレビで、「メンタリスト」という人を見かけます。
客の微妙な動きや表情を通して、様々なことを読み取るのです。
それは意識的だけではなく、無意識の時もあります。


あまりにも見事に読み取れるようになった為、自分自身に特別な能力が備わっているのではないかと信じてしまう人がいます。
そんなメンタリストを「シャットアイ」と言います。
実際には、相手に関する情報から推理しているのに、そのことに自分で気づかなくなってしまうのです。


ステージ・マジシャンが、相手の様子からさまざまな事を探る話術を「コールド・リーディング」と言います。
外観を観察したり、何気ない会話を交わしたりするだけで、相手のことを言い当てます。
相手に「私はあなたよりも、あなたのことをよく知っている」と信じさせる話術です。


私たちはマジシャンの域にまで行かなくても、多かれ少なかれ、相手の振る舞いから統計的な推測を重ねています。
データ解析のためのコンピュータの助けを借りなくても、脳にはもともと「勘ピュータ」があるのです。


人間観察は、円滑なコミュニケーションの最大のポイントです。
ビジネスや人生において、大切なことの一つは「人間」を知ることです。
どんなにデジタルデータを積み重ねても、生身の人間に向きあうことからくる実感には敵いません。


※※※


私のような精神的ひきこもり人間には、相手の心を探るなんて出来ませんorz
それ以前に、そんなに話せませんもの。
対人関係・・・特に仕事の上でのやりとりは、未だに怖いです。
不安や恐怖と戦いながら話すのですから、ロクな会話になりません。
すぐ謝る癖も、おそらく原因の根っこは同じでしょう。


最近は平日が忙しくて辛いので、休日は自室から殆んど出ません。
一日中、布団から出られないこともあります。
完全に社会と断絶してしまっている状態です。
そうすると、月曜日は口がよく動かずに喋れず悪循環です。


私みたいな人間は、ボランティアとかやるといいのでしょうね。
しかも、一人で勝手にゴミ拾いとかね。


社会貢献とは縁のない人間ですが、死ぬまでには役に立ちたいものです。

Posted by kanzaki at 2013年11月12日 22:57