2014年01月01日

馬に関する慣用句・ことわざ

何となく 今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし

これは、石川啄木の短歌です。
今年1年が、この元旦の朝のように穏やかであってほしいものです。


2014年の干支は馬(甲午・きのえうま)です。
馬に関する慣用句・ことわざが幾つかあります。
それらをご紹介しましょう。
(新潟経済社会リサーチセンター月報より)


●将を射んと欲せば先ず馬を射よ:
敵の大将を屈服させるには、まず大将の乗っている馬を射るから転じて、目的を達成するには、周りやその人が頼りとするものから片付けていくのが早道という意味になりました。


●牛は牛連れ、馬は馬連れ:
牛と馬とは歩調が合わないが、同類や似たもの同士は自然と集まりやすい例え。
また、似たもの同士で物事を行えば上手くいくということ。


●馬には乗ってみよ、人には添うてみよ:
何事も経験してみなくては本当のところは分からないのだから、やりもしないで批判したり、評価したりすべきではないということ。


●老いたる馬は道を忘れず:
老いた馬は道を良く知っているから迷うことがないから転じて、経験豊かな人は判断が適切であるという例え。
韓非子にある、道に迷って困った時、老馬に従うと進むべき道が見つかったという故事に基づくもの。


●竜馬(りゅうめ)の竜馬の躓き(つまずき):
どんな優れた馬でも時には躓くことがあるように、どんな優れた人でも時には失敗することがあるという例え。


なかなか考えさせられるものばかりです。
この1年、これらを自分の生活に組み入れてみてはいかがでしょうか。


それでは今年もよろしくお願いいたします。

Posted by kanzaki at 2014年01月01日 15:13