2014年03月14日

赤飯の「豆」は地域によって違う〜新潟の赤飯は茶色い「醤油赤飯」です


カーペンターズのカレンは、これだけ素晴らしい才能があり、喝采を浴びたのに、重度の拒食症で死亡しました。
32歳という若さで。
心が体を蝕む・・・悲しいですね。


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祝い事の食べ物といえば、「赤飯」が思い浮かびます。
この赤飯に使う豆は、地域によって違うそうです。
「かんぶつマエストロ」が紹介しています。


●「かんぶつマエストロ」資格制度について
http://www.j-kanbutsu.jp/maestro.html


一般的に使われているのは小豆(あずき)です。
小豆の「あ」は赤い、「ずき」は溶けるの意味。
赤くて、煮ると皮が破れて崩れやすい豆です。
けれど、地方によって、使う豆は異なっています。


●関東地方・・・武士文化なので、赤飯には主に、割れにくい豆の「ささげ」を使います(割れるのは切腹を連想させます)。

・ささげ 豆類協会 mame.or.jp
http://www.mame.or.jp/syurui/syurui_03.html


●北海道・山梨県・青森県・・・赤飯に、甘い金時豆(きんときまめ)を使う家庭もあります。

・金時豆(きんときまめ) 豆類協会 mame.or.jp
http://www.mame.or.jp/syurui/syurui_05.html


●長野県の佐久地方・・・赤飯に、花豆を使う家庭もあります

・花豆(はなまめ) 豆類協会 mame.or.jp
http://www.mame.or.jp/syurui/syurui_10.html


そして我が新潟県では、全国でも珍しい醤油味の赤飯が親しまれています。


●醤油赤飯(長岡赤飯)〜ギフト・お歳暮にも|新潟土産の笹団子と餅菓子…古民家再生の江口だんご本店
http://www.e-dango.com/product/r_sekihan.html


新潟県の中越地方(長岡市)で食べられていると紹介されていますが、下越地方である新潟市でも食べています。
我が家でも、よく作って食べています。
むしろ、赤い赤飯は殆んど食べたことがありません。


昔、「ささげ」が貴重で手に入りにくかったため、長岡の人達はその渋汁での着色ができず、醤油味で色付けしたのがはじまりといわれています。


●赤飯 - Wikipedia(いろんな地方の赤飯を紹介しています)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E9%A3%AF



納豆や煮豆に使われる大豆は、良質な植物性タンパク質と脂質の宝庫です。
そのため、「畑の肉」ともいわれています。


小豆や金時豆に代表されるインゲン豆は、タンパク質と炭水化物が豊富で、脂質少ないです。
そのため、高タンパク質低脂肪の豆として話題です。



豆は和食のイメージがありますが、海外でも食べられています。


インドのカレーは、豆カレーが定番です。
レンズ豆やひよこ豆など、たくさんの豆を使います。


アメリカでは、豆をふんだんに使用した「チリコンカーン」が国民食です。


●チリコンカーン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3


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疲れにくい体質になるための食事として、豆がオススメです。
豆には、ビタミンB1、葉酸、トリプトファン(必須アミノ酸)が含まれているからです。


●トリプトファン とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3


このように、豆についていろいろと書きましたが、単純に、豆だけ食べてれば良いのではありませんからね。


「まごわやさしい」という食生活の合言葉があります。
これは、豆、ごま、わかめ(海草類)、野菜、魚(魚介類)、しいたけ(キノコ類)、芋のこと。
ほとんどの栄養指導書には、このことが解説されています。
日本の昔ながらの食事は、長寿に大切なことです。


●食生活改善の合言葉「まごわやさしい」 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133717695187288001


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峠恵子さんは、カレンと同じぐらい美声でびっくりしました。
こういう方を歌手と言うのですよね。
最近は、「CDの音源に合わせて口をパクパクする簡単なお仕事です」状態の人が多いので、本物の歌手の歌声に衝撃を覚えましたよ。

Posted by kanzaki at 2014年03月14日 23:29