4月になり、新入社員が入ってきましたね。
テレビのニュースを観ていますと、新人へのインタビューがよくオンエアされていました。
多く聞いた単語が、「不安」「怖い」でした。
・新しい環境に適応できるか不安。
・仕事をちゃんとできるか不安。
・先輩や上司とどう接したらいいか不安。
・ミスをして怒られるのが怖い。
一昔前みたいに、「俺が会社を変えていく!」「社長になってやる!」のような声は、あまり聞こえてきません。
緊張し、肩に力が入り、いくら笑顔を見せられても、先輩は怖い存在です。
迎える側の先輩として、新人が早く職場に溶け込めるような心がけが、日経に書かれていました。
※
【一言でいい】
新人が早く職場に溶け込めるよう、毎日のあいさつで、ちょっとした一言を心がけてみましょう。
「おはよう」「今日もよろしく」だけではなく、「慣れた?」「昨日の○○できた?」など、新人の立場に配慮した一言を短く、さりげなく振ってみましょう。
新人としては、「自分に関心を持ってくれている」とその先輩に心を開き、話しかけやすい人ができるので、緊張も和らぐでしょう。
実例として、花粉症の新人のお話しです。
「大丈夫?」と声を掛けたところ、「どこか薬局はあるでしょうか?」と質問され場所を教えました。
すると後で「おかげさまでありがとうございました」と感謝され、すっかり仲良くなったそうです。
小さな一言でも「信頼」という大きな結果に結びつくものなのですね。
※※※
気遣いの言葉は、必ずしも長い言葉である必要はありません。
「聞くのは長く」、「伝えるのは短く」が鉄則かと思います。
昔と違って、一人ひとりの仕事の量が増え、さらに正確さ・速度が求められています。
しかも、職務の成果などが給料に反映します。
そうなると、新人だろうがライバル視する人も多く、ちゃんと育てようという気風が生まれてきません。
忙しくて、心に余裕が無いというのも理由のひとつです。
社員同士で飲み会という風習も無くなりました。
同じ社内にいても、相手がどういう人なのか分からない事も多いものです。
そういった中で、人が人と結びつくのに必要なものは、相手を気遣う「一言」なのかもしれません。
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