あいさつとお辞儀なしに人間関係は始まりません。
日本のお辞儀は頭を下げます。
日経に、正しいお辞儀の作法が書かれていました。
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【お辞儀は「三息の礼」】
「三息の礼」という教えがあります。
息を吸いながら頭を下げていく、頭を下げたところで息を吐いて、また吸いながら頭をあげるという動きです。
下で息を吐きなさいというのは、下で止まりなさいという意味です。
下で止まらないと誠意や丁寧さを感じさせません。
人生において必要なのは、深いお辞儀です。
自分と相手との関係や場所によって、お辞儀を使い分けします。
・会釈・・・お辞儀の角度は15度くらい
・敬礼・・・40度くらい
・最敬礼・・・70〜75度
昔は、膝がしらを包むところまで両手を下げるのが最敬礼でした。
現在は、宮中に招かれた時でも70〜75度ぐらいでよいといわれています。
「形から心に入る」という言葉があるように、きちんとした形をとることは心を整えさせるものです。
相手に対する誠意と、思いやりの心をもった人のお辞儀は、とても美しいものです。
※※※
あいさつを言い終わってからお辞儀をする人は、好印象ですよね。
言いながらお辞儀するということは、途中から相手を見ないで話していることになってしまいます。
禅には「調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)」という言葉があります。
座禅の三要素とされています。
心やすらかな境地に至るには順番に、姿勢を整える、呼吸を整える、心を整えるのです。
この三要素は連携されており、その延長線上に美しいお辞儀があると、私は思います。
お辞儀は「気遣い」「言葉遣い」であるとも、私は思います。
この「遣い」という漢字には、「思いを伝える」「心を働かせる」という意味があるそうですよ。
美しい心と、美しいお辞儀。
この二つには関連性があると思います。
接客業をされている方は当然の事なのかもしれません。
他の職種でも、より良い人間関係を築くために、正しいお辞儀、美しいお辞儀を心がけたいものです。
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