(時代は今、摩擦圧接!)
認知機能を保ち、健康長寿を達成するには、5つのライフスタイルを維持する必要があります。
1.体重を低く保つこと2.健康的な食生活を送ること
3.定期的に運動すること
4.喫煙しないこと
5.アルコール摂取を控えめにすること
しかし、全てを維持できている人は1%にも満たないそうです。
これは、英国カーディフ大学公衆衛生学のピーター・エルウッド博士らの研究チームが、35年にも及ぶ生活習慣の追跡調査で分かりました。
(45〜59歳の男性2235人の生活様式を調査)
※
【理想の生活習慣ができている人は1%】
上記5つを更に細かく解説すると、このようになります。
1.BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))を18〜25kg/平方メートルに保つこと
2.1日に3皿以上の野菜・くだものを摂取して、脂質の摂取を総カロリーの30%以内に抑えること
3.1日に2マイル(3.2km)以上歩くこと。または1日に10マイル以上自転車に乗ること。あるいは定期的にスポーツ(強度の運動)をしていること
4.喫煙していないこと(禁煙した人を含む)
5.アルコールは1日3杯以下で、週に1日は休肝日を設けること
これら5つの生活習慣のうち、4個以上が継続的に実践できていた男性は、糖尿病の発症率が50%に減少、脳卒中が50%に減少、脳卒中の発症が約12年間遅いことが明らかになりました。
総死亡率は60%も減少していましたが、がんに関しては喫煙以外の因子との関連性を見出だせませんでした。
認知症の発症率は36%に減少、認知機能の低下も36%に減少していて、心血管系の疾患と認知症が関連することが示されました。
35年間の調査で、この5つの生活様式を維持できた人は全体の1%、4つ以上維持できた人でも5%でした。
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【運動が苦手なら、日曜大工や庭いじりでもOK】
5つの生活習慣のうち、最も決定的な要因は「運動」でした。
医学的な治療より、認知機能や健康長寿の達成に効果的でした。
身体活動が最も多い人たちは、最もしていない人たちに比べ、心臓病や脳卒中による死亡率が27%も低かったのです。
(スウェーデン・カロリンスカ大学医学部環境医学のエリン・エクブロム・バク博士らの研究チームの調べ)
しかし、運動習慣があっても日常生活の活動量が低い場合は、健康長寿効果が相殺されてしまうそうです。
日常生活の活動量が高い場合は、相乗効果が認められ、健康長寿効果が増加するそうです。
けれど実際問題、高齢者がランキングやスポーツジムでトレーニングをするのは難しいです。
日常生活の中で身体活動を増強するだけでも、心臓発作や脳卒中などの発生率を下げ、健康長寿に効果があるそうです。
例えば、日曜大工や庭いじり、クルマのメンテナンスなどです。
以上、順天堂大学大学院・加齢制御医学講座の白澤卓二教授の解説でした。
※※※
上記の5つの生活習慣は、確かに納得できます。
ここ最近は、花粉症の季節だったので、自転車で通勤しています(あまり外にいないようにするため)。
それ以外は基本、徒歩通勤です。
そうすると、この5つの生活習慣は、結構、やれているような気がします。
これで安心せず、継続していかねば。
いろんな本を読んでみると、長寿の秘訣として、精神面での生活習慣を謳っているものが多くあります。
そんな中で、私の気に入っているのが、下記の3つです。
1.パートナー(大切な人)を思う気持ちが、心身を輝かせ、男性の場合、寿命が8年延びるPosted by kanzaki at 2014年05月01日 23:40
2.よく笑える環境を作る。ストレスは生活習慣病を悪化させてしまう。よく笑うと、ストレスホルモンを減少できる
3.意にそぐわない事が起きた時、「これでちょうどいいや」と口に出してみる。別の価値観で物事を捉えることが出来て、前向きになれる
4.「親切」をするとストレスが消えて、気分よく毎日過ごせる。親切で「幸せ物質」オキシトシンが分泌される
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