(田中 光さん著・「サラリーマン山崎シゲル」6/4コミック発売:部長が怒らないのがミソなんですよね。フフッと笑顔になれますよ)
フリーアナウンサー・梶原しげるさんが、本を出版しました。
●Amazon.co.jp: その物言い、バカ丸出しです 「軽く見られない話し方」 (角川SSC新書): 梶原 しげる: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4047316369
●プロフィール :
1950年、神奈川県生まれ。
フリーアナウンサー。
早稲田大学卒業後、文化放送入社。
ラジオパーソナリティのほか、テレビ番組の司会でも活躍。
92年に独立。
一方、49歳より東京成徳大学大学院でカウンセリング心理学を専攻、修士号を取得。
シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格をもち、精神科クリニックや心理相談センターでカウンセリング業務を担当する。
2006年、東京成徳大学応用心理学部客員教授に就任。
梶原しげるさんが考える「軽く見られる人」とは、このような方々です。
・自分をよく分かっていない人
・場当たり的な判断をする人
・首尾一貫していない人
※
【リハーサルの習慣】
軽く見られない方法は、「リハーサルの習慣」だと言います。
例えば社内の送別会。
最後に一人ずつ「お別れの一言」を言うことがあります。
30秒とか1分とか、バージョンを決めて準備することが、異動する人へのプレゼントになります。
何か気の利いたことを言わないと納得してもらえない場もあります。
リハーサルするけれど、ほとんどの場合、披露することなく終わります。
けれど、それは無駄にはなりません。
そういう習慣をつけていくと、自分のスピーチ力、プレゼン能力、人にものを伝えるスキルが上がっていきます。
※
【パターン化しない】
会話の中で、「間(ま)」が空くのが怖くて、すぐに「よろしくお願いします」と連呼する人がいます。
物ごとを考えず、自分の主張をパターン化、マニュアル化して会話をしています。
そもそも会話を楽しもうとしていない。
相手には、「この人は何も考えていないし、私のことも考えていない」と受け取られかねません。
その場に一番ふさわしい会話の切り出しの言葉を探すことを習慣にしたいものです。
※
【「ら抜き」を回避】
「見れる」「食べれる」などの「ら抜き」言葉は、国語辞典も容認する時代です。
しかし50代以上の人は、言葉遣いを相手の判断をする規範にしている人も多いです。
その為、「ら抜き」だけで人格まで判断される恐れがあります。
そんなことぐらいで軽く見られるくらいなら、「ら抜き」を止めた方がいいかもしれません。
※
【空聞き(そらぎき)しない】
「わかるわかる、うんうん・・・」と過剰な同意、相づちは聞いていないという信号を相手に送ることになります。
これは癖になっているのです。
悪気はなく、無意識に話していることが多いです。
相手にそんな言い訳は効きません。
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【場の空気を読む】
この場で自分に求められている役割は何か。
その役割意識を持つかどうかが大事です。
バラエティー番組でゲスト席に座る「ひな壇芸人」は、それを具体的に実践しています。
ここで突っ込むのか、ボケるのか、役割を瞬間的にかぎわけ、トータルなパフォーマンスを行っています。
※
梶原さんは、話すことへの努力は一生続くと言います。
働き盛りの30代、40代になって「もう完成した」と思うのは間違い。
どんどん言語能力を発達させる時期です。
著書の中で、梶原さんが思う「軽やかな人」として、タモリさんをあげます。
タモリさんのすごさは、否定から入らないことです。
一見つまらないことでも面白みを発見します。
ゲストに「最近、髪切った?」と、どうでもいい軽い話しをすることで、プレッシャーをかけないようにしているのです。
周囲を重くせず、緊張させない。
そうやって相手の良さを探し出す。
これは教養と確固たる自信がないとできません。
※※※
「軽く見られない」というのは、相手が感じることですからね。
主体的ではないので、なかなか難しいところがあると、私は思います。
例えば、著者の梶原さんも、上記に出てきたタモリさんも、有名な人です。
自己紹介しなくても、相手は認知しています。
相手がフレンドリーになりやすい。
実社会ですと、自分の職業とか役職、立場などで、相手の反応が変わりますよね。
他にも、イケメンだとか、高収入とか、いろんなフィルターで反応が変わっていきます。
そうやって、「色メガネ」で判断されるのが実情です。
そんな相手の色メガネの為に、上記のような実践をしなければいけないのは、なんだか疲れます。
もうちょっと、ラクに生きて、幸せになりたいですね。
もし、私が軽く見られないようする方法を問われたなら、「謙虚であれ」「優しくあれ」「冷静であれ」の3つです。
これは普遍的だと思います。
相手の色メガネなんて気にしないので、生き方としてもラクになると考えます。
主体的ですからね。
もし、これも難しければ、たった一つ「怒らないこと」だけでもいいと思います。
私自身、今年一番の課題です。
なかなか難しいのですけれどね。
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