昔は、欲がだんだん少なくなっていくような年のとり方が良いとされました。
そのような老後の生き方を「枯れる」といいました。
無欲な生活です。
しかし、80歳、90歳になっても仕事を続ける人も珍しくありません。
三瓶明雄さんが天国へ行きました。
享年84歳でした。
明雄さんは、「ザ!鉄腕!DASH!!」にて、TOKIOのメンバーに農作業や山仕事を指導した農業の達人でした。
TOKIOの6番目のメンバーと言われるほど、視聴者にも人気者でしたね。
自分の知識・技術を若い人達へ伝えることができたのは、明雄さんにとっても素敵な晩年だったのではないでしょうか。
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戦国時代にも、少しも枯れることのない生涯現役の武将がいました。
小田原城(神奈川県)を武力と知力でうばいとり、その城主におさまったのが北条早雲(1432-1519)。
彼は88歳の大往生でした。
彼の三男の幻庵も97歳という長寿でした。
●北条早雲 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9D%A1%E6%97%A9%E9%9B%B2
北条 早雲(ほうじょう そううん) / 伊勢 盛時(いせ もりとき)は、室町時代中後期(戦国時代初期)の武将で、戦国大名となった後北条氏の祖である。伊勢 宗瑞(いせ そうずい)とも呼ばれる。北条早雲は戦国大名の嚆矢であり、早雲の活動は東国の戦国時代の端緒として歴史的意義がある。
早雲の口癖は、「男に、歳はない」でした。
小田原城は梅干しで有名です。
そのルーツは早雲でした。
彼は健康法にも卓越していて、そのひとつが梅干しだったのです。
合戦での梅干しの効果に熟知していた早雲は、家臣に男子が生まれるごとに、それぞれの庭に梅の木を3本植えさせたといいます。
梅干しは戦いのあるとき、「息合(いきあい)の薬」として使用されました。
陣中では、戦って息切れしたときの気付け薬であり、疲労回復や食中毒の予防にも不可欠でした。
(解説・食文化史研究家・永山久夫さん)
※
梅干しをなめると、口中いっぱいに唾液が湧き出ます。
唾液の中には、さまざまな有効成分が含まれています。
その中のひとつが、「パロチン」という老化防止ホルモンです。
他にも、ペルオキシダーゼやカタラーゼといった酵素もあります。
活性酸素を除去する強い作用があります。
(活性酸素は、体細胞を酸化させ、老化を促進させます)
さらに、発がん物質の毒性を消す効果も期待できます。
早雲が長寿法に着目した梅干しには、多角的な効果があるのです。
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