2014年07月21日

東日本のホタルは「のんびり型」、西日本のホタルは「せっかち型」?

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あかん。
仕事の疲れで意識がボーとしております。
たまの休みも疲れをとるため、横になって立ち上がれません。
しかも、元モーニング娘。の後藤真希さん結婚で、ダブルパンチでございますorz(いろいろあったから、幸せになって欲しいですよね)


ホタルの平均寿命は3〜4日だそうです。
私が「ダルい、面倒くさい」と愚痴を言っている間に、一生を終えてしまうのです。


今日は、ホタルについて語りたいと思います。
東日本のホタルは「のんびり型」、西日本のホタルは「せっかち型」だと分かりました。
(環境省環境カウンセラー熊本県ホタル研究会会長・小林修さんの解説)



【西のホタルはせっかち?】


・ゲンジボタルは、日本にのみに生息します。特に熊本県は、生息数約数万頭、生息箇所100箇所以上で日本一。


・東日本のゲンジボタルは、4秒間隔で明滅(めいめつ)します。


・西日本のゲンジボタルは、2秒間隔で明滅します。


・日本列島を地質的に東西に分けるフォッサマグナ付近は、3秒という中間でした。


・明滅間隔の差は、種の保存を目指す戦略だと考えられています。


・西日本は生息数、地域ともに多いので短い間隔。東日本は少ない数で勝負するために間隔が長いのです。



【オスの同時明滅】


・ホタルが成虫になって乱舞する頃、オスが圧倒的に多く、メスは少ないです。


・オスは、より多くのチャンスを得るためにグループを作り、そのグループごとに同時明滅を行います。
そのエリアにいるメスを見逃さないように団結し、よりよいカップル作り、種の保存の努力をします。


・グループから選ばれた一番手のオスが、メスに求愛を行います。
残念ながらフラれると、そのオスはグループへ戻り、二番手が再度求愛を行います。



【メスの集団産卵】


・産卵時、それを狙う他の生き物から守るため、数百頭のメスが集まり、同時に産卵を行います。


・同時産卵をすることにより、大きなカタマリとなり、威嚇することが出来ます。


・産卵する場所も巧妙です。
孵化した幼虫がスムーズに水へ入れるよう、草の葉に産卵されます。
これをバネに、水へ飛び込める距離まで計算されています。
そこには、エサとなるカワニナ、サナギになっても潜れる柔らかい土の存在まで、成長にあわせた環境を予想して産卵するのです。



オスもメスも、ここまでして産まれたホタル。
大人になっても平均寿命は3〜4日です。
夜露などの水のみで生きて、次の世代へ命をつなぎます。
無駄など無い人生を歩んでいるのです。


美しく輝くホタル。
その生き方も含めて、日本人は美しいと感じるのでしょうね。

Posted by kanzaki at 2014年07月21日 17:13