有名な子育ての理論家に、ウィニコットという小児科のお医者さんがいました。
●ドナルド・ウィニコット - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88
ドナルド・ウッズ・ウィニコットは、イギリスの小児科医、精神科医、精神分析家。
対象関係論の中心的な分析家だった。
彼の有名なアイデアとして、移行対象、「本当の自己と偽りの自己」などがある。
・生年月日: 1896年4月7日
・生まれ: イギリス プリマス
・死没: 1971年1月28日, イギリス ロンドン
・学歴: ジーザス・コレッジ、 ケンブリッジ大学
ウィニコットが、良い親の条件を語っています。
それは、
「ほどほどに良い子育て」(good enough mothering)
です。
過剰な愛情だけでもなく、無関心でもない。
子供にとってちょうどよい程度での愛情や関わりが大切なのです。
子育ての極意のひとつは、この「ほどよい」と言えるでしょう。
手を抜くでもない。
子育てや子供に完璧を求めるでもない。
どうしても、子育てをしていると、イライラすることもあるでしょう。
子供は自ら育つ力があるのに、親が見過ごしたり、成長を待ちきれない事もあります。
子供たちの行動にイライラ。
自分の思いが伝わらずにイライラ。
子供は、親の思いだけで動くものではありません。
「まあ、いいか」と、心に余裕を作ってみるのが、イライラの解消方法となります。
※
「まあ、いいか」と寛容な心は大切ですよね。
仕事が忙しくなると、ついイライラしてしまいます。
それはきっと、過剰な完璧を求めてしまうからなのでしょうね。
日本人は寛容な心がある国ではないかと思います。
たとえば、「嘘(うそ)」に寛容です。
日本人は本音と建前を使い分けます。
建前とはすなわち、嘘(うそ)と捉えることができます。
社会や他人とうまくやっていく為、相手と考えや好みが違っても、話しを合わせてしまいます。
意見の衝突を避けるため、嘘をつくこともあります。
外国の方と違い、物ごとを白黒はっきりさせる考え方でもありません。
そうすると、どこまでが真実で、どこからが嘘かもあやふやとなります。
はっきりと答えを出さず、「ほどよい」にすることで、対立する考えの人たちをまとめる事もできます。
これは、相手を想う「優しさ」ともいえますよね。
職場や友人とは、「ほどよい」でお互いに協調しあうことがしやすいです。
けれど何故か、自分の家族には、この「ほどよい」が難しいですよね。
つい、ストレートに言ってしまったり、イライラをぶつけてしまう。
そして、後で後悔する。
家族の間こそ、「ほどよい」関係を築き、自然な笑顔で暮らしたいものですね。
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