カナダの大学で、とある研究が行われました。
さまざまな写真を見せた後、初めの方の写真を覚えているかを被験者に聞いたのです。
すると、女性は不快な写真についての記憶があいまいで、逆に心地よい写真についてはよく覚えていました。
男性はその反対の傾向があります。
女性のほうが男性よりも嫌なことを忘れるのがうまいらしい。
※
日本では、これまでの幾つかの調査から、女性のほうが男性より幸福度が高いという結果が出ています。
しかも日本は、幸福度の男女間の格差が世界的に見ても顕著な国です。
OECD(経済協力開発機構)のデータによると、男性の幸福度を100とした場合、女性の幸福度は109でした。
女性の幸福度は、調査対象40カ国中でトップだったのです。
驚くべきことに、韓国やトルコといった、男女不平等の悪名高い国々も、女性の幸福度が高かったのです。
なぜか、男女平等の先進国・北欧諸国は、女性の幸福度データにて、殆んど上位に登場しません。
男性が外で仕事をして、女性が家庭を守るという保守的な社会システムの方が、女性の幸福度が高いのです。
(東洋経済より)
※※※
STAP細胞騒動の理化学研究所・笹井副センター長が自殺しました。
世間からの極度な注目が、そうさせたのでしょうか。
追い詰められた・・・んだろうなあ。
日本の自殺者は、毎年3万人を超えています。
毎日90人の人達が亡くなっているのです。
日本は、一度失敗しただけで、死んだほうがマシと思える辛い状況に追い込まれる風土がありますよね。
私を含めて、誰だって自殺がありえる、非常に不安定な綱渡り状態で社会を生きています。
社会がそういう仕組みならば、それをどう捉えるのか、受け止める側の考え方を変えていくしかありません。
それに必要なものは、今いる組織・会社以外からの情報ではないかと思います。
宗教、哲学・・・うーん、そこまで本格的でなくてもいい。
趣味や地域を通してのコミュニティーでの経験とか、仕事とまったく関係ない技術を身につけることによる自信とか、他にもいろいろあるでしょう。
勝手に自分の中で、写真や絵画の額縁みたいなものを作ってしまって、額縁より外側の世界を無視してしまうと、逃げ場が無くなってしまいます。
実際は、追い詰められた時、そういう事とか考えられなくなるよね。
少し落ち着いてくると、ようやく周りが見えてくる感じ。
私も、そんな事の繰り返しです。
冒頭の女性の考え方、物ごとのとらえ方は、この日本で生きていく上で、非常に参考になります。
男は、嫌な思い出に心が引っ張られたまま生きてしまう癖がありますからね。
来週はお盆休み。
ちょっと長めの余暇を使い、日頃とは違う生き方・考え方を経験するのも悪くはありません。
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