(ヒマワリの中心部分を金箔で表現しています)
久しぶりに日本画教室へ行きました。
岩絵の具による彩色は、ある程度完了しました。
いよいよ、ヒマワリの中心部分の彩色です!
中心部分は、岩絵の具で彩色をしません。
ここは、金箔で表現します。
これまで塗らずに我慢してきたのは、この時の為です。
金箔を貼りたい部分に、あらかじめニカワ液を塗っておきます。
それが接着剤代わりになり、金箔を固定できます。
金箔は一枚物ではなく、ある程度細かいものを使います。
それを金属網の付いた竹筒の中に入れます。
毛の付いた竹の棒で、金箔を網にこすりつけます。
すると、金箔が細かい粒子状になり外へ出てきます。
それを絵の上に落とします。
絵の上に金箔が落ちて、絵がめちゃくちゃになったように見えます。
けれど大丈夫。
ふっと金箔を吹くと、ニカワ液を塗った部分だけ金箔が残ります。
この作業を何度も行います。
竹筒の中の金属網は、目が細かいものだけではなく、荒いものも使います。
ナナメから見ると、ヒマワリの種の密集感をうまく表現できたのではないかと思います。
金箔は少し暗い場所でも、僅かな光で輝くので、もの凄い存在感です。
しかも、粒子状態で定着したので、見る方向や、光の加減で、多彩な表情を見せます。
この絵は、岩絵の具で彩色した部分も、何度も重ね塗りをしています。
そのおかげで、絵に凹凸があります。
これも、見る角度や光の加減で、絵の表情が変わります。
もうそろそろ完成です。
とりあえず、この絵の作成は一旦お休みです。
次回から、新しい日本画にとりかかろうと思います。
自分で描いた作品を眺めながら、お酒やコーヒーを飲む時間は最高です。
これは、絵を描いた人だけにしか分からない楽しみです。
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