2014年08月29日

太っている人は、太っている友人が多い?〜人がなにをどのくらい食べるかは、友達や育った地域が大きく影響を及ぼしている

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(新潟市のラーメン屋・万人家(まんにんや)にて)


人がなにをどのくらい食べるかは、友達や育った地域が大きく影響を及ぼしているそうです。
健康的な地域づくりやコミュニティーのあり方が、肥満や糖尿病を予防するにあたって、より重要な課題になるでしょう。
(順天堂大学大学院・加齢制御医学講座・白澤教授の解説より)



【太っている人は、太っている友人が多い?】


アメリカの退役軍人の寿命を調べた研究があります。
どの部署に所属されていたかより、退役後に属したサークルの方が、寿命に与える影響が大きかったのです。


飲み会が多い退役軍人のサークルに入った人は、生活習慣病が発症する危険が高い。
逆に、健康的なサークルに入った人は、健康的な人と友人になる確率が高く、生活習慣病のリスクが低く、長生きの傾向にあります。


太っている人を観察してみると、太っている友人が多く、痩せている人は、痩せている友人が多いのは、なにもアメリカだけの話しではありません。


現代人の食事摂取量は、まわりにいる人で決まってしまう傾向にあります。


ある心理学の研究によると、
「ある状況では、食の規範にしたがうことが、社会集団のアイデンティティを強化する方法になっている」
事がわかりました。


あまり好ましくない例をあげれば、大学の飲み会で「一気飲み」が流行ったことがあります。
お酒に弱い学生も沢山飲むという習慣も、飲食の摂取量が社会規範にしたがう例です。
一気飲みが、社会集団のアイデンティティ強化に使われていたのです。



【不健康なレストランが多いコミュニティーでは肥満児が多い?】


イギリスの大学にて、1000万人の子供の身長・体重と、居住地における不健康な食品を提供している店舗の数を比較しました。


ここでいう不健康な食品とは、フィッシュアンドチップス、ハンバーガー、ピザ、菓子店などをさします。


調査の結果、不健康な食品を売る店が密集している地域に住んでいる児童は、太り過ぎな傾向にありました。
この傾向は特に、小学校の低学年に見られました。


高学年になると傾向が減るのは、小遣いなどで購買力が高くなるから。
自分の食べ物を選択できる環境になります。


健康的な食品を販売する店舗が多い地域の児童は、太りすぎが明らかに少なかったのです。


環境が児童の食生活に影響を及ぼすのは間違いないです。



【長野県ではファストフード店より「蕎麦屋」が目立つ】


日本のマクドナルドは、総店舗数が3600店舗を超えます。
アメリカに次いで、世界で第2位。
人口10万人あたりの店舗数は、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアに次いで世界第5位。


日本は都会にファストフード店が密集しています。
一方、伝統食が食文化として根付いている地方・・・例えば長野県では、ファストフード店より伝統食の蕎麦屋のほうが街なかで目立ちます。


2013年、長野県は、平均寿命が男女ともに1位の長寿県になりました。


※※※


【ちなみに新潟について調べてみた】


新潟県の平均寿命は、男性が27位、女性が5位という、もの凄い健康格差となりましたorz


ちなみに、人口10万人当たりの自殺死亡率は、新潟県が全国で最も多く、環境になにかしらの歪みがありそうです。
そのくせ、幸福度ランキングは、10位というのは意味がわかりません。


全国で年間の快晴日数が多い都道府県ランキングは、43位。
全国で年間の降水日数が多い都道府県ランキングは、5位。
天気の悪い土地は、精神に影響がありそう。


17歳の身長ランキングで、男性は全国2位、女性は5位なので、日差しが悪くても背は伸びるようです。


食べものが豊富なので、それが身長に影響しているのでしょうかね?
ちなみに新潟市は、カレールーの購入額が全国1位です。
まさか、カレーを食べると背が伸びるのか?


●新潟県民はカレー味が好き どら焼き・焼きそばも ルー購入額日本一
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB28089_X10C13A7000000/



食生活が、健康に影響を及ぼすのは、誰もが認めるところです。


私も、ジョギングや自転車をやっているのをバレる迄は、不健康な人間だと思われていました。
偏食家だとも思われていたのですが、好き嫌いは全くありません。


この前、健康診断の結果が返ってきたのですが、結果はオールAです。
異常値が何もありません。
どこも悪いところが無く、健康そのもの。


ただし、以前に胃潰瘍を患った事があり、再発しなくても、バリウム検査にて、胃潰瘍の跡が出てしまいます。
再発しないように定期的に通院して薬をもらっているので、総合は「E」判定になってしまうのですけれどね。
ピロリ菌も退治したし、これは悪いことではありません。


この年齢になっても健康で過ごせるのは、日々の食事のおかげです。
ちゃんと健康的な食事を作ってくれる母には、感謝するばかりです。

Posted by kanzaki at 2014年08月29日 23:11