日本人の4人に1人は、ドライマウス患者といわれています。
口が渇くと、唾液が減ります。
唾液が減ると、特にこの季節、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
唾液には口の中を洗浄する働きがあり、抗菌物質なども含まれるからです。
唾液の蒸発を防ぐため、口の周りの筋肉を鍛える「顔体操」というものがあります。
提唱するのは、福岡市にある「みらいクリニック」の内科医・今井一彰さんです。
(週刊AERAより)
●顔体操とは?
大きく口を開き「あー」「いー」「うー」「ベー」と声を出すだけ。
1日30セットを推奨しています。
この4つの動作をすることが、口の中に張り巡らされた唾液腺から唾液分泌を促すのです。
特に、「ベー」という舌を前に突き出す力を鍛えることで、口呼吸から、人本来の鼻呼吸に戻すことができ、病原菌が口から入るのを妨げるといいます。
寝るときの口テープと鼻うがいも推奨します。
この顔体操で、インフルエンザの罹患率(りかんりつ)を減らした小学校があります。
福岡県の春日市立須玖(すぐ)小学校です。
2008年から校内で試験導入、12年から全校生徒に家庭での実施も呼びかけると、同年からインフルエンザによる学級閉鎖がなくなりました。
他の保育所などでも、良い効果が出ています。
先生たちは唾液を通して、自分の努力で健康という宝物が手に入ることを子どもたちに教えています。
以前、R1乳酸菌入りのヨーグルト飲料を毎日飲んだ佐賀県有田市の子供たちは、インフルエンザの発症率が極端に低いという調査結果が出ました。
それをきっかけに、明治ヨーグルト「R1」が大ヒットしましたよね。
ステマステマ
今回の顔体操は、商売っけがありません。
道具、食品は不要。
必要なのは、実施する努力のみ。
是非、みなさんも試してみてください。
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