2014年12月14日

フランス人は10着しか服を持たない(ジェニファー・L・スコット、神崎朗子)〜Amazon「社会学概論」ベストセラー1位

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現在、Amazonの「社会学概論」ジャンル内でベストセラー1位の本です。


●Amazon.co.jp: フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~: ジェニファー・L・スコット, 神崎 朗子: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4479782990/

内容紹介

高級料理を食べて、たくさん買い物をして、
あちこち旅行をしても、
心からの満足を感じられないあなたへ。

典型的なカリフォルニアガールだった著者は、
フランスの貴族の家にホームステイすることになる。
その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、
毎日を“特別な日"のように生きること。

*間食はせず、食事を存分に楽しむ。
*上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。
*日常の中に、ささやかな喜びを見つける。
情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法が満載。


●ベストセラー「フランス人は10着しか服を持たない」が提唱するミニマルライフが素敵♥ | by.S
http://by-s.me/article/83908561744783631

●必要最低限のモノで生きていく フランス人の生活に日本人は何を学ぶべきか? - エキサイトニュース(1/2)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141122/Davinci_005216.html


新聞に、この本が紹介されていました。
10月下旬に発売され、6週間で発行部数30万部を突破しました。


心から満足するには、自分らしさをよく知り、それを活かす事が大切というメッセージが共感されているそうです。


ちなみに、翻訳をされた神崎朗子 (Akiko Kanzaki) さんは、「スタンフォードの自分を変える教室」等も訳しています。
私の親戚ではございません。



著者は、アメリカ南カリフォルニア大学に在学中、フランスへ留学しまた。
パリの貴族の邸宅にホームステイ。
その家を仕切るマダムから、お金をかけずに毎日を特別な日のように生きる方法を学びました。


アメリカと違い、フランスは、むやみに新しい物を欲しがる物質主義の風潮がありません。


・食事:
間食をせず空腹感をもって臨み、心から味わう。
食事が楽しくなり、自然とおいしい物を口にするようになる。


・服:
同じ物を繰り返し着ていると、自分のスタイルが見えてくる。
自分らしさが表現できて、かつ長持ちする質のよい服を予算内で厳選するようになる。
手持ちの服と合わせにくかったら買わない。


自分をしっかり持ち、他者と比べず、消費社会に流されない。
「物を持たない」豊かさに価値を置く暮らし方が、日本で支持されるのは、アメリカ同様に大量消費をあおる社会に身を置き、消費することに苦しみを感じ、疲れた人が増えているためではないかと思う・・・と紹介されていました。


※※※


女性に支持されるよなあと分かる内容です。
シンプルな生活は、かえって裕福さと精神的なゆとりを感じさせるからです。
過剰な自慢さえしなければ、他者から憧れを受ける生活です。


これが男性の場合だと違います。
「シンプル=サバイバル」になってしまう。
モノをどんどん捨て、数少ない道具(モノというよりツール)で生きようとする。
それらのツールや服には、信頼と扱いやすさ、頑丈さ等を求めてしまい、決してオシャレ要素はありません。
基本、自分一人でなんでもこなし、淡々と生き、他人へそのライフスタイルを勧めない。


そういう意味で、女性はシンプルな中でも「輝き・潤い」を忘れないので、そこが凄いと思います。

Posted by kanzaki at 2014年12月14日 18:16