2015年01月01日

Lenovo Miix 2 8(8インチWindows8.1タブレット)のファーストレビュー〜2G、64GB、OfficeありのハイコストパフォーマンスPC。amazonにて20888円で人気ナンバー1モデル

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(Bluetoothのキーボードとマウスを使用した姿。詳細は下記(13)を参照)


今年最初の記事は、物欲系です。
先月、8インチのWindows 8.1搭載タブレットPCを購入しました。
amazonにて、20,888円でした。
そのファーストレビュー(備忘録)をしたいと思います。
物凄くマニアックですが、これからWindowsタブレットを購入する人には役立つと思います。


●購入したタブレット:Lenovo(レノボ) Miix 2 8

・Miix 2 8 | Windows 8.1搭載 タブレット8インチ | レノボジャパン
http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/lenovo/miix-series/miix2-8/
(今回買ったものは、2014年7月29日発売モデルで、フラッシュメモリが64GBのタイプです。128GBタイプもあります)

・価格.com - Lenovo Lenovo Miix 2 8 59428524 価格比較
http://kakaku.com/item/K0000679823/

・Amazon.co.jp: Lenovo Miix 2 8(Z3740/2G/64GB/Office H&B/8.0HD)59428524 保護フイルム付き: パソコン・周辺機器
http://www.amazon.co.jp/dp/B00M2EFQI8/


●購入理由:
持ち運びが容易な、Windowsパソコンのサブ機が欲しかったからです。
iPadやandroidタブレットは「見る」だけならば良いのですが、「作る」という作業をしたい場合、Windowsが一番です。
外出先でのネット接続は、スマホのテザリング機能で行います。
(U-mobileのLTE使い放題プランに加入しているので、データ通信量の上限を気にしなくていい)


amazonにて、このLenovo Miix 2 8が一番人気です。
理由は、週1ペース(曜日ランダム)で深夜0時よりタイムセールを実施しており、クーポン併用で20,888円になるからです。


Windowsタブレットの売れ線は、8インチタイプで、価格は2万円前後です。
その中でLenovo Miix 2 8が、一番コストパフォーマンスに優れています。


この価格帯ですと通常、主記憶(RAM)容量 は1GB、フラッシュメモリは16GB〜32GB、当然、office無しです。
ところがこのタブレットは、主記憶(RAM)容量 は2GB、フラッシュメモリは64GBです。
しかも、Microsoft Office Home and Business 2013(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook)まで付いています。
officeを買ったら、タブレットがおまけで付いてきたという感じです。
ここまでコストパフォーマンスが高いWindowsタブレットは見当たりません。
ただし、色々と不具合が多い機種なので、調べて承知の上で購入しました。


Windowsタブレットが重宝されるのは、オンラインゲーム「艦隊これくしょん」が動くからです。
それ専用で買う人が多いです。
私はゲームをしないのでやっていませんが、レビューを見ますと、動作に問題は無いようです。


所詮は中華パッド。
国産メーカーのような手厚いサポートは期待せず、初期不良に慌てないこと。
購入1年目でも有料保障がありますからね。
ユーザー数が多いので、不具合に対する対処などもネットで調べればなんとかなります。
そもそも、Windowsマシンなので、対処する方法はたくさんあります。
値段も安いので、ダメに成ったら諦めもつきます。


●設定した事、気をつけたい事:
安価なタブレットとしては、フラッシュメモリ64GBは大容量の部類です。
しかし、iPadやandroidタブレットと違い、Windowsは多く喰います。
その為、多くのネットサービスは、専用のソフトを使わず、ブラウザ上で運用する形をとりました。
以下、その他に設定した内容です。

(1)LenovoBrowserGuard をアンインストール:
IEを立ち上げると、常にレノボのページが最初に表示されます。
IEの「インターネットオプション」で「ホームページ」の設定を変えても、再度立ち上げると、またレノボのページに戻ってしまいます。
その悪さをしているソフトをアンインストールしました。
これで、最初に表示されるサイトをヤフーでもグーグルでも任意に設定可能です。


(2)ウイルス対策ソフト「マカフィー」を完全削除:
私はWindowsで使用するウイルス対策ソフトは、「avast!(無料版)」を使用しているので、マカフィーをアンインストールしました。
単純に、コントロールパネルからアンインストールしても、完全削除は出来ません。
下記のサイトのツールを使い、削除をしました。

・マカフィー・個人向け製品専用削除ツール(MCPR.exe)の使用方法
http://service.mcafee.com/faqdocument.aspx?lc=1041&id=TS101693


(3)office、KingSoftOfficeを削除:
文章や表計算をするのに使うソフトが2つも入っています。
KingSoftOfficeは、Microsoftのoffice互換ソフトです。
30日間の無料試用版ですので削除しました。

officeはさすがに必要ですが、やはり削除しました。
8インチの画面で細かい作業は、現実的に無理だからです。
HDMI出力は無いので、大きなテレビに表示も出来ません。

私がofficeを使う場合は、「Office Online」を使用します。
ネットに接続し、オンラインストレージの「OneDrive」にあるファイルを扱う形になります。

・無料の「Office Online」の使い勝手に恐れ入る、自宅ならこれでも十分だ
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20141031/1061102/?rt=nocnt


(4)Windows Updateをしない:
通常は、Windows Updateをした方が良いです。当然。
しかし、このタブレットのレビューをあちこちで見ますと、もの凄い時間がかかることと、その後に不具合が発生している人をかなり見かけます。
買ったばかりで、いろいろと環境設定の作業がありますので、ひとまず自動でアップデートしないようにしておきます。


(5)GPSの設定:
このタブレットのレビューを見ますと、GPS機能が動いていない人がいます。
設定がオフいなっていることがあるらしい。
その場合、Miix2 のチャームからPC設定→ネットワーク→機内モードのGNSS。
これがオフだとGPSは働きません。
幸い、私のは最初からオンになっていました。


(6)ウインドウズ8にスタートメニューを追加する:
Windows 8.1には、スタートボタンはありますが、従来のスタートメニューではありません。
この改悪仕様は、普段、Windows7を使用している自分には使い勝手が悪すぎです。

そこで、フリーウェアでスタートメニューを追加しました。
もっとも使いやすく有名な「IObit StartMenu8」を使いました。
インストーラーは「次へ」をクリックして進めていくだけでOK。
もし、最後の画面で「推奨:Advanced SystemCare Update」があったらチェックを外しましょう。
情弱ソフトとも言われていますので自己責任で。

・Start Menu 8 - IObit日本公式サイト
http://jp.iobit.com/free/startmenu8.html

【追記】

2015/01/31


・・・最近、スタートメニュー等は「Classic Shell 」に変更しました。


●Classic Shell - 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/classicshell/


●【レビュー】Windows 8.1に完全対応した「Classic Shell 4.0」 (1) Windows 8/8.1で完全なデスクトップ環境を再現 | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2013/10/09/classicshell4/


(7)プリンタは無線ルーター経由で使用:
せっかくのタブレット。
自宅のプリンタにて印刷する場合も、ワイヤレスで行いたいです。

普段使っているプリンタ「canon MG6330」をルーター経由で印刷できるように設定しました。
プリンタドライバ等一式をcanonのサイトからダウンロードしてインストール。
ダウンロードしたソフトにて簡単に設定できました。
昔と違って、設定で悩まなくて助かります。


(8)スリープ機能は使わない:
このタブレットのユーザーレビューを見ると、スリープ機能を使っている間に放電し、バッテリー不足で起動できなくなるとの事。
この場合は、電源につなぎ、少し充電した後で2秒電源押し→5秒電源押し(強制終了)→2秒電源押しで復帰できるそうです。
このタブレットはHDDではなくSSDなので、シャットダウンした状態から起動は爆速です。
その為、スリープ機能は使わない事にしました。


(9)MicroSDカードスロットは使わないか、SDカード死亡覚悟で使用:
MicroSDカードスロットが物凄くキツイです。
一度挿したら、抜けなくなってしまった人が多いです(認識すらしない人もいます)。
抜くのに大変なので、使わない方がいい。

私は、32GBのマイクロSDカードが余っていたので、二度と抜けなくなるのを覚悟で挿しました。
ちゃんと認識し稼働しています。
やはり挿す際、キツイなあと感じました。
フラッシュメモリが64GBしかないので、ファイル・データ類は、マイクロSDカードの方で保管・管理しています。


(10)マイクロソフトのアカウントを作成:
開封後、一番最初に起動した際に、マイクロソフトのアカウント作成を求められる画面があります。
実は、アカウント作成をしなくても運用は可能です。
しかし、「Office Online」「OneDrive」「Windowsストア」を利用するのに必要です。
私はこのタブレットをオンラインサービス上で使用するのを前提に運用していますので、アカウントは必須です。


(11)Evernote、Dropbox等はブラウザ上で運用:
Evernote、DropboxはWindows用のクライアントソフトがあります。
しかし、このタブレットでは、全てのデータを同期して保存する容量がありません。

ブラウザ上で運用することで、フラッシュメモリの節約になります。
タブレット内に全てのデータを入れておかない事で、外出中に紛失・破損した際のリスク回避にもなります。

一応、Dropboxはクライアントソフトを入れていますが、たった一つのフォルダだけを同期するように設定しています。
ちょっとしたデータのやりとりをUSBメモリ代わりに使うためです。

gmail、グーグルカレンダー等も当然、ブラウザ上で運用。
私のPC用メールアドレスも、元々ブラウザ上にて運用しています。


(12)Modern UI用アプリ:
Windows8.1には、「Modern UI(モダンUI)」が用意されています。
タッチ操作が行いやすいタイル型のボタンが採用されており、タブレット型端末・モバイル端末向けのデザインです。
iPadやandroidタブレットのような画面モードです。
しかし、まだ全然洗練されていません。

Modern UI上で使用するアプリは「Windowsストア」からダウンロードします。
しかし、アプリ数が圧倒的に少ないし、他OSの有名タブレット向けアプリもあまりリリースされていません。

最初からこのタブレットにインストールされているのは、偏ったニュース系アプリ等ばかりなのでアンインストール。
他OSにて使用している「smartnews」が無いので、次点として「Flipboard」をインストール。

現在インストールしたアプリは以下のとおり。
・Flipboard(ニュースまとめ)
・Yahoo!(Modern UI版)
・NReader2(テキスト、書籍ビューワー)
・VLC(動画再生)
・青空文庫リーダー
・MetroComicViewer(自炊マンガビューワー)
・シンプルTwitterクライアント(Twitter)


あまりまだ良く分かりません。
「IObit StartMenu8」でスタートメニューを用意し、デスクトップ画面が最初に起動するようにしてあるので、尚更使用頻度が少ないです。
Windows用のノートパソコン、デスクトップパソコンで使用しているソフトが動けばいいので、Modern UI用アプリは、これから少しずつ探してみたいと思います。


(13)Bluetoothのキーボードとマウスを使用:
Windows用のノートパソコン、デスクトップパソコンで使用しているソフトを使うとなると、やはり8インチの画面は小さい。
何をするにも、指先でタッチ操作だけで行うのは大変です。

そこで、自宅にあるBluetoothのキーボードとマウスを用意しました。

・Amazon.co.jp: iBUFFALO Bluetooth3.0対応 BlueLEDマウス NFC tag搭載モデル ブラック BSMBB10NBK
http://www.amazon.co.jp/dp/B009V7B944/

・Amazon.co.jp: LOGICOOL Bluetooth マルチデバイス キーボード ブラック k480
http://www.amazon.co.jp/dp/B00N9M308A

どちらも普通に接続・認識出来ました。
LOGICOOL Bluetooth マルチデバイス キーボードは、2014年に販売されたキーボードの中で、一番雑誌等でとりあげられた機種です。
ダイヤルを回すだけで、あらかじめ接続された3台のBluetoothデバイスを簡単に切り替え可能なので、本当に便利です。
キーボード上部の溝に、タブレットやスマホを差しこむだけで、まるでノートパソコンみたいな感覚で操作できます。
サイズは、10インチノートパソコン用キーボードと同じぐらいで、重量は815gもあります。
とても外出先に持ち歩くタイプではありません。
自宅で使う用です。

外出先で、このタブレットにてキーボードを使う頻度がどれぐらいあるか、今のところ分かりませんが、必要ならば軽量なキーボードを買おうと思います。

・公式サイト K480 Keyboard – Multi-Device – Logicool
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/multi-device-keyboard-k480


ポータブルハードディスクは、100円ショップ・セリアで売っているMicroUSB変換コード(USBホストケーブル)や、アマゾンで買ったUSB OTGケーブル経由で繋いで認識も出来ました。


後日、下記の機材も購入予定です。


●Amazon.co.jp: 【pocketgames】USB機器への給電機能付き!スマートフォン対応 ポケットホストアダプタ microUSB セルフパワー: 家電・カメラ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ETL53AS/

パソコンを充電しながら作業する為です。
レビューでも、このPCで認識出来たとの報告あり。


●Amazon.co.jp: Bluetooth対応ミニキーボード(日本語) INJ-028 ブラック: パソコン・周辺機器
http://www.amazon.co.jp/dp/B00862JUDC/

大きいキーボードではなく、こういう緊急用小型キーボードが好きです。
動けば良いのですが・・・。


Bluetoothキーボードは相性が悪いと、チャタリングを頻繁に起こすので、MicroUSB変換コード経由で、USBケーブル式のキーボードを使うのが、実は一番確実だったりします。
電池も不要ですし。


【追記】
チャタリングが酷いので、いろいろ試したところ、Bluetooth対応のキーボードとマウスを同時利用すると発生するみたいです。
マウスをUSB対応機器に変えると、チャタリングが起きなくなりました。


※※※


以上がファーストレビューです。


2万円でこれだけのスペックならば十分です。
スマホの使用が中心で、自宅のパソコンは、インターネット、年賀状作成、それにワードとエクセルを少々な人ならば、わざわざ高いパソコンを買う必要は無いほどです。


HDMI出力で、大きなテレビ画面に映したい人は、同価格帯の別のメーカーを買うといいでしょう(メモリ1G、ストレージ32G、office無しになりますが)。


これからの時代、大半の人にとって自宅のパソコンは、タブレット型+Bluetoothのキーボードとマウスという形になるのではないでしょうかね。



もし、officeは不要と考えているならば、ビックカメラで販売されている人気タブレットがオススメです。

●Si02BFB・SiAL・インテル はいってる タブレット2 (ブラック) Si02BFB 【ビックカメラグループ独占販売】 :ビックカメラ.com
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/catalog/detail.jsp?JAN_CODE=4560428750049


解像度が1920×1200、ステレオスピーカー、micro HDMI端子ありというところが優れています。
また、レノボと違い、国内の家電量販店で対応してくれるという安心感があります(有料で3年長期保証も加入可能)。
19,800円(税抜)というのも魅力です。
既に現在、windowsタブレット好き達は、今回紹介したタブレットから、こちらへ注目しています。

Posted by kanzaki at 2015年01月01日 22:41